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アルゼンチン:新型コロナウイルス拡大で高危険度地域からの来訪は2週間自主隔離を要請、旅行者観光客も含む

カテゴリー:お知らせ / 旅行・ツアー・ホテル / 治安・渡航安全情報 投稿日:2020年3月13日

アルゼンチンのコロナウイルス感染例は21名でしたが、本日3月12日急に31名に増加しました。そのうち3名は感染者からの二次感染の国内感染ということでこの新型コロナウイルス対策は予防には念をかけてということで、昨日ブエノスアイレス市長の記者会見で、リサイタル、文化イベントがほぼ中止になり、CCK文化センターや博物館、MALBAやボカ博物館などが閉鎖になりました。またサッカーの試合は無観衆で行うことに決定。世界中、また近隣の動向から予防に関しては、必要以上にやった方がいいという見解です。
そして日本、中国、韓国、イタリア、フランス、ドイツ、イランという危険度が高い地域からアルゼンチンに帰国した者は2週間の自宅待機を要請されていましたが、今回はそれらの対象範囲を拡大し、ヨーロッパとアメリカも加えられそしてまた旅行者、観光客にも同様の措置となりました。まずは所在地を明確にし、症状がなくても自主コントロールをすること、何か変化があれば当局にすぐに連絡する、となりました。もちろんその期間、人に会うなどの社会的活動は禁止となりました。大統領令により、罰金または禁錮の刑になるそうです。


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さらに本日2020年3月12日、危険度が高い国からのフライト便、すなわちヨーロッパからとアメリカからの航空便がアルゼンチンに到着しなくなります。通常、朝着いた便が午後から夜にまた出発していたのですからヨーロッパやアメリカ行きの便がアルゼンチンから出ることもなくなります。

この経由で日本へ帰るべき人は今晩か明日にする必要があるかもしれませんのでお急ぎください。
おそらくまだ今後、カナダ、メキシコ、ニュージランド経由のフライトもあるでしょうが、混雑してくるでしょうし、新型コロナウイルス騒ぎの状況はどう変わるかわかりません。

WHO(スペイン語ではOMS)のパンデミア宣言、さらにイタリアの状況などを鑑み、感染危険度が高い地域、国からの入国を制限することでこのように処置、対策が立てられています。


これは緊急衛生事態ということです。そのためフライトは当面30日間禁止になり、そのあとは様子見です。
中国、韓国、日本、アメリカ、イラン、イギリス、EU、シェンゲン協定加盟国からの観光客であっても14日間の隔離は義務となりましたから、今後衛生ビザが発給されるらしいです。
これを受けて、LATAMは3月12日から16日までブエノスアイレスからマイアミ間などアメリカ経由便は感染危険度が高いことを考慮。航空券の変更もペナルティなしに可能。マイアミにいるアルゼンチン人は帰国は確保されているといいます。
すでにALITALIA航空はキャンセルになり、3月13、17、23 、25 日は運航規程最低人数に達しなかったためキャンセルされていますし、アルゼンチン航空もイタリア行きは全面キャンセルで今後同等な措置をとっています。


なお、パン屋での日本テルトゥリアも正式には今週末の3月14日の予定は開催せず21日に延期しました。
ただし、自主的に各々パン屋でお茶を飲むのは可能であり、数名は行くと表明しています。
https://www.facebook.com/dosleonesmelonpan/


なお、アルゼンチンに到来する人の目的のひとつにタンゴがあります。タンゴクラブであるミロンガでは共通の意向として200軒のミロンガが自主閉鎖を行うことに。15日間閉鎖し様子を見るということです。欧州外国人をはじめとしてミロンガのタンゴを目当てにブエノスアイレスにやってくることが多いため外国人観光客をあふれさせないためと、至近距離での接触がなくなるため感染率が減るのは確実。マテ茶の回し飲みも今回は推奨されないことになってしまいました。

https://www.infobae.com/sociedad/2020/03/11/por-el-coronavirus-suspendieron-los-eventos-y-actividades-de-tangos-y-milongas-en-la-ciudad-de-buenos-aires/?fbclid=IwAR2ib04qIcFcNPqNpVp9Q54bC1bWUcA4D5gbQYQUUEIST_0V458qy5bIY_0

なお、当方が勤務するブエノスアイレス市教育省では3月11日夜に中国、韓国、日本、アメリカ、イラン、イタリア、フランス、ドイツの8ヵ国に加えてヨーロッパ全土、アメリカからの帰国職員に自宅待機の通達がありました。それは子供たちなど学生にも徹底させる模様です。
その場合、家庭でもお互いに2mは近寄らず食器や衣類、シーツ類を共にしないという注意点が別のWebサイトで医師が発言しています。また家族に帰国者がいる場合も特別有給休暇を取れることになりました。
なお、この経済的影響力は大きく、やはり中国の旅行者や輸入の低下が大きく影響しています。
https://comexarnahas.blogspot.com/2020/03/la-influencia-del-coronavirus-en-la.html?fbclid=IwAR2GgesCUaFsRKXF7cAUJP81yPnE2Z3q_tWyhGZEiop5bas7GDVVgGmr6hc


現在、けっこうな数の自主自宅待機から自主隔離、強制隔離などいろいろありますが、ちまたに有名な女性キャスターの姿が見えなかったり、昨日から公判が始まる予定の裁判官がいなかったり、ドイツ交換留学の学校は集団で予防隔離だったりで、社会的にも支障をきたしています。
また今朝は私の家の近所パレルモでは数名がヨーロッパ帰りのため、感染疑惑があり特別な救急車で検査のため連れていかれたそうです。

結果として今の時点では日本から来ても会える人もいないでしょうし、また自主隔離をしなければならないのでたいへんでしょう。もっとも1ヵ月経過してからや、自主隔離をしてからの行動ならばいいのですが。

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なお、大使館からは以下の通りです。

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●11日現在,報道によれば,アルゼンチン国内では19名の感染者,うち1名の死亡者が報告されています。
●11日,フェルナンデス・アルゼンチン大統領は,新型コロナウイルスの持続的感染国からアルゼンチンに入国する人は14日間自宅で待機する義務があり,右に従わない場合は,公衆衛生を危険にさらす罪と見なす旨述べました。                        
●最新情報を入手するとともに, マスクの着用, 手洗いやうがいの励行など, 感染予防に努めてください。
●万が一当局に隔離され援護が必要な場合は,在アルゼンチン日本国大使館までご連絡下さい。

1 11日現在,アルゼンチン保健省の発表によれば,アルゼンチンでは19名の感染者,うち1名の死亡者が報告されています。

2 アルゼンチン保健省は,3月10日付で新型コロナウイルスに関する新たな指針を発表しました。概要は以下のとおりです。

(1)渡航自粛国
アルゼンチン保健省は,新型コロナウイルスの持続的感染国である,欧州,米国,イラン,日本,中国,韓国への渡航を自粛することを推奨する。

(2)コロナウイルス対策の予算
アルゼンチン保健省は,今後新型コロナウイルス対策の予算として,17億ペソの予算を計上する。

3 11日,フェルナンデス・アルゼンチン大統領は,新型コロナウイルスの持続的感染国からアルゼンチンに入国する人は14日間自宅で待機する義務があり,右に従わない場合は,公衆衛生を危険にさらす犯罪と見なす旨述べました。

【ご参考:アルゼンチン保健省ホームページ】

https://www.argentina.gob.ar/salud

3 万が一当局に隔離され援護が必要な場合は,在アルゼンチン日本国大使館までご連絡下さい。(以上)

○在アルゼンチン日本国大使館
Bouchard 547 Piso-17, Buenos Aires, Argentina
電話:(市外局番011) 4318-8200 / 国外からは(国番号54)-11-4318-8200
FAX:(市外局番011) 4318-8210 / 国外からは(国番号54)-11-4318-8210
ホームページ(日本語版) http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm
※ご帰国,他国に転居等されておられ,帰国(転居)届がお済みでない場合は,誠に恐れ入りますが,最寄りの在外公館または外務省領事局政策課領事IT班(東京03-3580-3311)まで御連絡ください。


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相川 知子

アルゼンチン・ブエノス・アイレス特派員の相川 知子が現地から中南米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:相川 知子

相川 知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。 地球の反対側のふしぎな価値観と視点をお届けします。日本語/スペイン語教師、通訳者/翻訳者。さらに撮影コーディネーターですので、秘境、極上の旅からビジネス向けもお任せあれ。1986年来地球の歩き方読者なのでバックパッカー節約旅行も対応!個人ブログはこちらへどうぞ。

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