2019アルゼンチンのクリスマス デザート・お菓子、そしてマンテコルとは?

公開日 : 2019年12月30日
最終更新 :
筆者 : 相川知子
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 クリスマスはお食事の後、普通にデザート。今回は フルティージャ ア ラ クレマ frutilla a la crema いちごクリーム

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そして、12時になったら フェリス・ナビダッ FELIZ NAVIDAD メリークリスマスと 乾杯して挨拶をするためのシャンパンを用意。

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そしてこちらがお菓子、 クリスマスケーキならず、パンドゥルセはパネトーネ風焼き菓子ですね。それからアーモンドやピーナッツなどをチョコレートコーティングしたお菓子、そしてアルゼンチンらしいのはマンテコル

もともとはMANTECOLマンテコルというピーナッツバターをヌガー状にしたお菓子です

最初は、結構硬く、包丁で切り分けて、サクサクでちょっとネットリなそしてちょっとフワっとした食感を楽しみます。

このマンテコルというお菓子、実はギリシャ起源のハルバァだそうで、ギリシャからアルゼンチンに移住した Georgalosファミリーが1940年代から作り始めたものだそうです。

アルゼンチンでは日常だけではなく、クリスマスシーズンのデザートテーブルを飾る必需品です。ですから、外国にいるアルゼンチン人に何かお土産をと聞けば、マンテコルを持ってきて!と頼まれることもあります。

マンテコルだけではなく、アルゼンチンの代表的なお菓子メーカーの一つだったのが、2001年の経済危機時期にすでに隣国各地に進出して業務拡大していたこの会社も危機を迎え、負債を見てくれたのがイギリス資本のCadbury。なので、現在はよく見るとGEORGALOSの名前は見当たりませんが、パッケージデザインとレシピは全くかわっていません。マンテコルはこのお菓子の商標だからな訳です。

 なお、最近はNUCREMというのもありますが、これが実はオリジナルレシピのGEORGALOSが現在生産している言わば「マンテコル」です。どうりで最近はあまりくどい味がしないと思いましたら、現在のマンテコルには少し、クリームが増えているんだとか。どちらにしても、冷凍庫で冷やすとよりおいしくいただけます。

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筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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