天空を走る " 雲の上の列車 "
巨大な鉄橋・La Polvorilla の上を走る列車の写真。
サルタ旅行のパンフレットなどに必ず掲載されていますが、
この列車が、" 雲の上の列車 Tren a las Nubes " です。
スペインやイタリアの旅行口コミサイトでも、
「雲の上の列車は、まだ運休中?」
「いや、先月乗ったぞ」
「そんなはずはない。先週行ったが運休だった」
という書き込みが多い列車。
宿泊したホテルのフロントに訊ねてみても、
「雲の上の列車?うーん、どうだろうね。
先週は動いていたような気がするけど、今週はどうだろう」
という返事。お話にならないので、直接駅に行ってみることにしました。
観光客向けのレストランやペーニャの並ぶBalcarce通り。
この通りが切れるところに駅があります。
その駅の入り口に、時刻表や運賃表が貼られていました。
ーえ!往復16時間も列車に乗るの?
そんなの、絶対にイヤ。
「途中、景色のいいところで列車は停まるんだよ」と説得してみたけれど、
とにかくせっかちで飽きっぽい夫に断固拒否され、泣く泣く諦めることに。
でも、これから旅行を計画されている方のために、
友だちのMちゃんの旅レポをこの場でご紹介させていただきます。
彼女はラッキーなことに、運行が再開された初日(2008.8.6)に乗車。
車内での様子を詳しく伝えてくれています。(Mちゃんどうもありがとう!)
〈感想〉
■初日だったからかわからないけど、時間がかかりすぎ。
30分遅れの7:30に出発し、サルタに戻ったのは深夜0時過ぎ。
乗客みんなぐったり(お詫びにと、サンドイッチと水が配られたけど)。
■窓から見える景色は最高だった。
でも、前日に車で旅したルートとほとんど一緒だったので、感動が薄れた。
■ポルボリージャス鉄橋に差し掛かった時は興奮した。
「顔や手を出さないでください!」というアナウンスもお構いなしで、
向かいの夫婦につられて鉄橋走行中に写真を撮ったのはいい思い出。
■途中下車をするところが2か所と少ない。
列車を降りて楽しむのではなく、
車窓からの眺めや車内でのサービスを楽しみたい人にはお勧め。
■結構足もとが冷えた。
向かいのおばちゃんはかなり寒かったらしく、気分が悪そうだった。
■行きと帰りの路線は全く同じ。席も変わらないので、
帰りはほとんどの人が退屈して爆睡。
■総合的に見て、“雲の上の列車に乗ったぞ!”という満足感はあったが、
見えた景色は前日に行ったツアーの方が断然よかった。
それにしても、値段が高い!
〈これから乗る方へ〉
■乗る前に、水や軽食やお菓子類は絶対買って持っていくべき!
車内はとても高い。
■季節にもよるが、日差しや風が強いので、
サングラスとジャンパーは持って行った方がいい。
■お土産を買う時間は少ないので、あまり期待しない方がいい。
(市内で売っているものと大して品も値段も変わらない。)
*
【Tren a las nubes】
電話*0387-4223033/4220957
〈運航日・出発時刻・到着時刻〉
■毎週水曜・土曜日運行
■07:05出発・23:00頃到着
〈運賃〉
■ハイシーズン/USD120
■オフシーズン/USD140
■サルタ在住者/USD60
雨が降ったり風が強いときには運休となることもあるので、
電話にて運行状況を確認して下さい。
駅のインフォメーションは、平日は7:30から20:00まで
土曜日は06:00から17:00までです。
インターネットでは、座席の予約も出来ます。
*
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。