【パレルモ地区】エビータ博物館*Eva Perón Museum

公開日 : 2009年09月30日
最終更新 :
筆者 : bonita
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今もなお、多くのアルゼンチン人に愛されているEva Perón(エバ・ペロン)。

エビータ、サンタ・エビータ(聖なるエビータ)と親しみを込めて呼ばれています。

私生児として生まれた彼女が、ファーストレディとなるまで。

彼女の歩んだ、33年というあまりに短い人生。

エビータのことが全て分かる〈Eva Perón Museum〉を紹介します。

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金色のデスマスク

最初の展示室は、国民葬となったエビータの葬儀、

嘆き悲しむ人々の間をゆっくりと進んでいく彼女の棺、

当時の多くの人々の心の支えでもあった彼女の「死」がテーマ。

数十万人の市民が見守る葬儀の様子を撮影した映像が流れていました。

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彼女の愛用した帽子やドレス、装飾品の数々も多数展示

「レインボーツアー」と呼ばれたヨーロッパ外遊では、

若く美しいファーストレディーのファッションに関心が集まりました。

クリスチャン・ディオールなどフランスの高級ブランドを愛好したエビータの

エレガントなファッションに羨望の眼差しが向けられる一方、

彼女の贅沢な暮らしぶり、エバ・ペロン財団の不正な蓄財を批判する人々もいました。

また、選挙で選ばれたわけでもない彼女が国政に介入することに対する反発もありました。

とはいえ、労働者用の住宅、孤児院、養老院の設立などに務め

貧困層の優遇政策、女性参政権の実現するなどの彼女の功績は、

正当に評価されています。

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孤児院の台所を復元

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美しい中庭

アルゼンチンの人々の心に、今も生き続けるエバ・ペロン。

彼女の遺体は、ブエノスアイレスにある高級墓地・レコレタ墓地で眠っています。

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エビータの横顔がモチーフのピンはお土産としても人気

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〈Eva Perón Museum〉

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 住所*Lafinur2988(LafinurとGutiérrezの角)電話*4807-0306 または 4809-3168

 開館日*火曜日〜日曜日/11時〜19時

 閉館日*毎週月曜日、5月1日、12月24・25・31日

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