冷たくて甘酸っぱ〜い!サワーチェリーのスープ「Hideg meggyleves」
久しぶりに青空が広がった先週末、
友人宅の広〜いお庭で、Meggy (メッジ) 狩りをさせていただきました。
Meggy とは、日本で「サワーチェリー」「スミミザクラ」と呼ばれているもので
さくらんぼとは違い、酸味の強いフルーツのこと。
ちなみに「スミミザクラ」は、漢字で「酸実実桜」と書くのだそう!
漢字からも、その酸っぱさが伝わってきますね。
摘んだばかりの Meggy は、キラキラ輝く赤い宝石のよう。
大きなカゴいっぱいにいただいてきたので、
早速、料理することに。
ハンガリーで一番有名な Meggy 料理といえば、
夏の定番 「Hideg meggyleves (ヒデグ メッジレヴェシュ) 」
冷たいサワーチェリーのスープです。
これがレストランや食堂に登場すると、
夏がもうすぐそこまで来ているという、しるしなのです。
今回は手順を追って、作り方をご紹介します!
(作り方は、各家庭で多少違います)
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■ 用意するもの
(1) スープのベース
・ 水 1〜1.2L
・ 砂糖 お好みで
・ シナモン (Fahéj) 1本
・ バニラ (Vanília) 1さや
・ スターアニス (Csillagánizs) 2個
・ オールスパイス (Szegfűbors) か クローブ (Szegfűszeg) 5粒
・ レモン スライス 2枚
(2) スープの具
・ 種を取った Meggy (サワーチェリー) 500g
シロップ漬けでもOKです! (シロップを使う場合は、砂糖を少なめに)
サワーチェリーが手に入らない場合は、
酸味はないですが、さくらんぼを代用してもよいと思います。
(3) 仕上げ
・ サワークリーム 200g
・ 生クリーム 150g
・ コーンスターチ 小さじ2
■ スープのベースを作る
(1) をすべてお鍋に入れ、弱火で10分ほど煮込む。
(きび砂糖を使用しているため、薄茶色になっています)
■ Meggy を入れる
(2) をすべて入れ、沸騰したら中火で5分ほど煮ます。
■ 仕上げ
・ 生クリームとコーンスターチを混ぜ、サワークリームを加え、
スープを少し加えて溶いておく。
・ すべてを一気にスープ加え、よく混ぜる。
・ 沸騰したら、2〜3分ほど煮る。
できあがり♪
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冷蔵庫でしっかり冷やして、ホップクリームを添えていただきます。
ピンク色のスープに、ぽこぽこと見える Meggy のかわいらしいこと!
Meggy の甘酸っぱさが、スープにすべて溶け込み
見た目よりサッパリとしたお味です。
冬を連想させるようなスパイスが、ふわりと香ります。
どこから見ても "フルーツスープ" なのですが、
ここハンガリーではデザートではなく、あくまでスープ扱い。
メイン料理の前に、この甘いスープをいただきます。
暑い夏には、この冷たいスープを飲んで体を冷やしてから
しっかりと食事をいただくのが、ハンガリー流なのです!
レストランなどで食べることもできますし、
材料が揃えば、とっても簡単に作ることができます。
スパイスは、ハンガリーのスーパーマーケットなどで
小袋に入ったものを購入することができますので、
お土産に買って帰るのもいいかもしれませんね。
ハンガリーの甘酸っぱい夏の味を、ぜひお試しください!
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