自然の魅力をぎゅっと凝縮した世界遺産「ドナウデルタ」
カテゴリー:自然・風景 投稿日:2019年9月25日
ドイツのシュヴァルツヴァルト(黒の森)からルーマニア東部の黒海へと繋がるドナウ川。黒海へと繋がる一帯は独特な形状をした三角州(デルタ地帯)として知られ、世界遺産にも登録されています。
ドナウデルタは3,400種類以上の魚と320種類以上の野鳥が生息。植物の数は1,100種類以上と、人の手がほとんど入っていない自然豊かな湿地帯が広がります。
ドナウデルタの中で特に目をひくのがペリカンです。ドナウデルタ周辺はペリカンの群生地としても有名で、規模はヨーロッパ最大。
ペリカンは3~4月頃にアフリカからルーマニアへと飛来します。なぜルーマニアが選ばれるのかと言うと、自然豊かで日照時間が長いから。
春・夏をドナウデルタで過ごすペリカンはルーマニアの冬の寒さから逃れるように再びアフリカへと戻るのですが、秋(9~10月)にドナウデルタを訪れるとペリカンの群れがアフリカへと渡る光景を見ることができます。
ドナウデルタの大自然を満喫するなら船で移動しながら見学できるツアーが人気!日本の旅行会社が企画するツアーや、小型船でドナウデルタ内を案内してもらえるガイドツアーがセットになったブカレスト発着のバスの旅がおすすめです。
自然の多いルーマニアの魅力を凝縮したドナウデルタのダイナミックな自然をぜひ味わってください。
■ドナウデルタ
・URL:https://www.info-delta.ro
■バスツアー(2日間)
・出発場所:国民の館前(ブカレスト)発
・最寄駅(国民の館):地下鉄M1線、M3線イズヴォル駅(Izvor)
・バスツアー料金:390レイ(日本円:約11,700円)
Text by T.O
写真提供:https://www.info-delta.ro