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Dragobete 「ドラゴベテ」

カテゴリー:お題 / イベント・行事・お祭り 投稿日:2016年2月24日

ルーマニアにはバレンタイン・デーだけではなく、も一つの愛を祝う祭日があるのを知っていましたか?それはドラゴベテという祭日です。

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ドラゴベテはルーマニア人にとって伝統的な愛の祭日で毎年2月24日に祝われています。ルーマニア語で「ドラグ」という言葉は「愛しい」という意味で、ルーマニアの南にあるオルテニアという地方で「ベテ」という言葉は、複数を表す時に使われている言葉です。ですから「ドラグ+ベテ」で「ドラゴベテ」となり、意味は「愛しい人々」の祭日となります。

この祭日はルーマニアでバレンタイン・デーと比べて昔から祝われており、都会より田舎のほうで人気があります。昔のダチア人(2000年以前現在のルーマニアの地方に住んでいた民族)によると2月24日は冬の終焉で春の最初の日でした。この日から春が始まり、雪が溶け、自然が蘇って、段々暖かい日が近づく日となります。ダチア人によると、2月24日は愛の祭日なので、鳥までも恋人を選んで新しい巣を建て始めると言われていました。そのため、鳥達と同じように、人々も恋人と家を掃除して春を迎えるための準備をしていました。

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今は、田舎でドラゴベテの日に、ずっと相手に愛されるために皆が好きな人と楽しい時間を過ごさないといけないと言われています。この日に、男性が恋人と喧嘩すると一年間ずっと運が悪くなると言われています。喜びの祭日と言われているので、この日には泣くこともダメなのです。


春と愛を祝うため、男性は好きな女性にスノードロップを贈ります。ルーマニアでスノードロップの花は春の代表になっており、春にある祭日にはスノードロップを贈ることがルーマニア人の習慣になりました。

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共産主義の終焉後、1990年からルーマニア人も西ヨーロッパやアメリカの習慣と祭日等を受け取ってドラゴベテよりももっと大々的な祭日であるバレンタイン・デーを祝うようになりました。そのため、ルーマニアで昔から祝われていたドラゴベテの人気は徐々になくなってきています。しかし、2010年ごろから、ルーマニアの文化と伝統的な習慣を守ろうとするテレビ放送局や新聞社のキャンペーンのおかげで、ドラゴベテはまた人気を取り返してきています。

ドラゴベテの日にルーマニアを訪れる方がいるなら、好きな人にスノードロップを贈ることを忘れないようにしてください!La mul?i ani! (ラ・ムルツィ・アニ 意味:おめでとう!)

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(2月お題"カーニバル(お祭り)")

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