ルーマニアの個性的な銅像達

公開日 : 2016年01月18日
最終更新 :
筆者 : T&O

海外に旅行するなら、美味しい食べ物や楽しい遊びだけではなく、その国の文化や歴史について勉強してみるのも良いとは思いませんか?街の中を見渡せば大切な情報が沢山転がっていますよ。その中でその国にある銅像に是非興味を持ってください。旅行者にとってその国を知ることのできる情報の一つとなり得るものですよ。

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ルーマニアの中でもブカレストには、とても沢山の銅像があることを知っていましたか?街の中心だけではなく、シティーセンターから少し離れている公園『Lumea Copiilor(ルメア・コピイロール)』には沢山の銅像が建ち並び、そこはまるで歴史の博物館のようです。この公園の中には50個以上もの銅像があり、各銅像にはその方の名前、生年月日、没年、職業など重要な情報が書いてあるので公園を散歩しながらルーマニアの有名な作家や政治家のことについて勉強できます。

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人気があるブカレストの政治家の銅像はPia?a Revolu?iei (ピャツッァ・レボルツィエイ 革命広場)にあるIuliu Maniu(ユーリュー・マニーウ)の銅像です。 ユーリュー・マニーウは第一次世界大戦の前、トランシルバニアの国民党の党員としてルーマニア人の権利と自由を守る政治家として活躍しました。1918年に、トランシルバニアとルーマニアが統一され、ユーリュー・マニーウは農民党を結党。後にルーマニアの総理大臣となり、ルーマニア人にとって自由国家を象徴する人物の一人となりました。

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ルーマニアには作家と政治家の銅像だけではなく面白い銅像も沢山あります。ブカレストの人々に良く知られているものの一つとして、革命広場のユーリュー・マニーウの銅像の近くにある、串に刺されているポテトのようなモニュメント『Memorialul Rena?terii(メモリアル・レナシュテリー)』は有名です。このモニュメントは自由国家を望んで自分の夢を追いかけた1989年の革命に参加した人々のために建てられたものです。1989年の革命で共産主義の時代を終わらせようと、1500人以上のルーマニア人が自分の人生を犠牲し、明るい未来を作るために戦いました。このモニュメントはルーマニアの人々が同じ目標を持ち、そのために協力しようという意味が込められています。黒くて丸い形をしていることから、ブカレストの人々はこのモニュメントのことを親しみを込め『ポテト』と呼んでいます。

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もし観光客として革命広場に行きたい場合は誰かに「Unde este cartofu' tras in ?eap??ウンデ・エステ・カルトフ・トラス・ウン・ツェアパ(串に刺されているポテトはどこにありますか?)」とルーマニア語で聞けばすぐに案内してくれますよ。

皆さん、ルーマニアは文化や歴史で溢れている場所や銅像がいっぱいあるので楽しんで見つけてみてくださいね!

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