首都ブカレストの緑のオアシス

公開日 : 2015年10月01日
最終更新 :
筆者 : T&O

にぎやかなブカレストのシティセンターの少し外れに秘密の花園みたいな緑オアシスがあるのを知っていますか?ウニリ広場からDâmboviţa(ドンヴォヴィツァ)川の上流へ5分ぐらい車を走らせると、高くて赤いレンガの綺麗な塀が見えます。その塀の後ろには17万5000平方メートルの豊かな花園が広がっています。

" src=
" src=

1860年にブカレスト医科薬科大学の隣に、カロル・ダビラというルーマニア人医師によりブカレスト初の植物園が設立されました。1886年にルーマニアの植物学者ディミトリエ・ブランドッザとベルギーの建築家ルイ・フックスがブカレストの植物園を現在の場所へと移転させました。植物園は、1944年の第二次世界大戦時に、アメリカの爆弾により破壊され、建て直されました。戦争で、植物園の植物標本集70万枚の台紙の中から20万枚だけ残り、現代、台紙の数が50万枚まで増えています。

" src=

植物園の入場料は5レイ(約150円)です。また、植物園の中にある博物館を見学したい方は2レイ(約60円)が必要です。博物館には、ドライフラワー、ホルマリンで保存された植物、動物、昆虫などの剥製標本を見ることができます。

" src=
" src=

植物園に入ると心を癒せる圧倒的な静かさに包まれています。150年以上の歴史がある鮮やかな色の自然の中では、時間が止まっているように感じてしまいます。ルーマニアでは見ることの出来ない希少な植物を見ることができます。春の時にはスノードロップ、レンギョウ、ヒヤシンスなどが咲き、夏にはカラフルな薔薇が彩りを添え、秋になると様々な種類の紅葉で染められ、冬には真っ白な雪で輝いている凍えた庭へと様変わりし、植物園は一年中美しい場所となっています。

" src=

植物園の150年目の設立記念日にあたる2010年にはルーマニア郵便局が5枚の特別な切手を販売し大変な人気となりました。日本の忙しい生活から休憩を取りたい方は、自然の美しさを楽しめるブカレスト植物園をお勧めします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。