ベルギーでもロックダウン再び!
こんにちは。ブリュッセル特派員みぽりんです。
欧州では新型コロナウイルスの第二波が勢いを増していますが、近隣諸国同様にベルギーでも再びロックダウンが行われることになりましたので、今回のロックダウンの内容について紹介します。
最近Google map上で10万人あたりの新規感染者数の7日間の平均数が見られるようになっているのですが、ベルギーは10万人あたり153.9人(2020年11月2日時点)と国単位でざっと見たところ世界で一番多い数字となっています。
感染者の絶対数は近隣のフランスやドイツといった大きな国の方が多いのですが、人口あたりでの感染者数が多く、より身近にウイルスが存在しているといったイメージでしょうか。
今回、本日11月2日から始まった2回目のロックダウンでは、社会・経済・教育において規制が行われていますが、いくつかの点に関しては春のロックダウンとは違う状況になっています。
社会生活における影響は?
社会生活を送るうえでの制限は下記のとおりです。
1. 家族以外にひとりのみ、家に招待するなどといった至近距離での接触ができる(ただし常に同じ人でないといけない)。
2. 屋外では、ソーシャルディスタンスやマスク着用などの安全に配慮したうえで4人まで集まることができる。
3. 国境は閉鎖されない。
4. 必要でない外出(Non-essential journey)に対しての罰則はない
5. ブリュッセルでは22時から翌6時まで外出禁止
春のロックダウンと一番違うのは、外に出ることや人と会うことに対する制限が春より緩いことでしょうか。
経済における影響は?
買い物や食事といった点に関しての制限は下記のとおりです。
1. テレワークは義務。
2. レストランやカフェなどは閉鎖。テイクアウトのみ22時まで可。アルコールは20時までしか販売できない。
3. 必要不可欠でない店舗も閉鎖。事前注文商品のピックアップや宅配のみ可。
4. 身体接触があるようなお店(美容院、マッサージなど)も閉鎖。
こちらも春のロックダウン時と違うのは、食べ物のテイクアウトのできる時間が明確に決められた点かなと思います。22時になるとUbereatsのアプリも機能を停止されて、どんなお店があるのかすら見られなくなっていることに少しびっくりしました。
教育における影響は?
最後は子供たちや私たちのような大人になってから学ぶ人たちへの教育に関する影響についてです。
1. 秋休みが11月16日まで延長(ベルギーは通常11月1日〜11月8日が秋休みです)。
2. 中等教育では、1年生以外は最大50%の出席で授業を継続。
3. 大学などの高等教育については、2年生以上プラスそれ以上の世代向けの授業については、年内いっぱい遠隔授業。
学校教育については、春のときのように休校にはならずに教育が継続されます。大人などオンラインの授業を問題なく受けられる人たちは、年内いっぱい遠隔授業ということで英語やフランス語の語学学校はZoom授業になりそうです。
詳しい情報については、在ベルギー日本大使館のウェブサイトを参照してください↓↓
春のロックダウンを経験して自分のなかでロックダウンに対する耐性が少しついてきているのと、前回と比べて外に出ること自体を禁止されていないので、それだけでも気が楽だなと感じています。
ただ、お隣フランスでは新型コロナウイルスの感染源と結びつけてアジア人に対して殴るや潰すなどといった差別的行為を呼びかけるようなSNSの投稿が拡散しているということで、同じフランス語圏のベルギーでもむやみな外出はしないなどの注意をしないといけないなと思っています。
早く感染拡大が収まって自由にいろんな国に行けるようになることを夢見つつ、家でおとなしくしたいと思います。
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