3週間だけの一般公開 ラーケン王宮温室庭園

公開日 : 2013年05月10日
最終更新 :
筆者 : SAORI

ブリュッセル北部のラーケン地区にある王宮は、今でもベルギー王室の居住用に使われています。宮殿内部は非公開ですが、敷地内にある温室庭園は、毎年春の3週間だけ一般に公開されています。

1873年にレオポルド2世によって建てられたこの温室庭園には、アフリカをはじめ世界中から集めた植物が育てられています。この温室は建築物としての価値も高く、ヴィクトル・オルタの師であるアルフォンス・バラによるアールヌーヴォー様式のデザイン。ガラスと鉄骨をふんだんに利用して、別名「ガラスの宮殿」とも呼ばれているそうです。

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王室内の面積は14,000㎡で、東京ドームのグラウンド面積(13,000㎡)を上回る広さです。決められた順路に沿って温室内を見学していくと、途中で一旦外に出ます。右手に見えるのは、宮殿の一部と広大な庭園と湖。

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再度温室の中に入る前には、ラーケン公園(Parc de Laeken)の一部も見えます。このラーケン公園の園内には、1900年パリ万博の日本館と五重塔があります。王宮温室を建てたレオポルド2世が、パリの万博で日本館を見て気に入り、日本館を購入してラーケン公園に移築させ、隣に五重塔を建てたと言われています。

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世界中から集められた植物と建築を楽しめるのも、今年は今週の日曜日まで。ブリュッセルにいらっしゃる方は、お出かけしてみてくださいね。

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Serres Royales de Laeken(ラーケン王宮温室庭園)

一般公開日時: 2013年4月19日~2013年5月12日 月曜日休園

   火~木:  9:30~16:00

   金   : 13:00~16:00、20:00~22:00

   土・日 :  9:30~16:00、20:00~22:00

入場料: 2.50ユーロ(18歳未満無料) 予約不可

入口の住所: Avenue du Parc Royal, 1020 Laeken

<お役立ちメモ>

ラーケン王宮温室は地図で見るとブリュッセルの中心から遠く見えるかもしれませんが、ブリュッセル中央駅から王宮温室の最寄り駅のボックスタル(Bockstael)までは、ベルギー国鉄で10分で到着します。ボックスタル駅から王宮温室までは、徒歩で所要時間約15分、もしくはバス53番(Milirtair行き)に乗り、Serres Royalesで下車で約10分です。ただし、ブリュッセル中央駅からの直通の電車は数が少ないので、事前にRailTimeで時刻表を確認してくださいね。時刻表の確認の仕方はこちらを参考にしてください。

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