ブリュッセルでおいしいワッフルを食べる秘訣

公開日 : 2013年04月26日
最終更新 :
筆者 : SAORI

美食の国ベルギーで一度は味わっていただきたいのが、本場のワッフル。ガイドブックには、老舗のダンドワ(Dandoy)のワッフルが紹介されていますが、ダンドワのお店へ行くと、お隣の1ユーロ・ワッフルのお店にも観光客が行列を作っているし、それ以外にもワッフルを売っているお店はたくさんあって、どこも似たり寄ったりにも見えますよね。

では、本当においしいワッフルはどこで食べられるのでしょうか。いろんなワッフルを食べてきて、私なりに見つけた秘訣を、今回は公開したいと思います。

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まず、最低限押さえていただきたいおいしいワッフルの条件は、

焼き立てであること

これだけです。作り置きのワッフルを温めなおしたものではなく、作り立てでワッフル・メーカーから出てきたばかりの熱々のワッフルであることが重要です。

なーんだ、当たり前じゃん!と言われてしまいそうですが、本当においしいワッフルを食べたい方は、ここからじっくり読んでください。

なぜ、作り置きのワッフルを温めなおすのがダメかというと、焼き立てのワッフルが冷めていく間に、生地の真ん中まで火が通り過ぎて、固くパサパサとした食感になってしまうからです。冷めたワッフルは温めなおしても、焼き立てのように中がしっとり&もっちりとした食感は戻りません。

そして、冷めたワッフルを温めなおさずに食べるのは、さらにお勧めしません。ワッフルの生地にはバターと砂糖がふんだんに使われているため、冷めたワッフルのバターは舌に絡みつき、砂糖はザラザラとした食感が残るだけで、ちっともおいしくありません。温かくないワッフルは食べない、と肝に銘じてください!

かく言う私も、ブリュッセルへ引っ越してきた頃、いつも温めなおしたワッフルをお店の人が渡してくれるので、私は温めなおしたワッフルが普通のワッフルの味だと思っていました。でも、初めて焼き立てを食べたとき、ワッフルがこんなにもおいしいものだとは知らずにいたことに、愕然としたものです。

では、焼き立てワッフルは、どこで食べられるのでしょうか。ダンドワは、次から次へとワッフルを買っていく人がいるので、テイクアウトで買った場合でも、焼き立てに近いワッフルが食べられるようです。ダンドワのように、ワッフル・メーカーにほとんどつきっきりのスタッフがいて、ずっとワッフルを焼いているお店なら、焼き立てがほしいとお願いすれば、だいたい少し待つだけで焼き立てのワッフルを買うことができます。

他に狙い目なのは、駅や美術館などの近くにある移動販売車。そして、メトロの駅構内のキオスクも時間帯によっては、比較的簡単に焼き立てワッフルを手にすることができます。

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ワッフルは安くて気軽にどこでも買えますが、だからこそ、本当においしいワッフルを一度は食べてみてください。初めて焼き立てのワッフルを食べるときは、トッピングは何もつけず、プレーンで本場の味をしっかり堪能してくださいね。

<お役立ちメモ>

ベルギーで食べられるワッフルには、ブリュッセル風とリエージュ風の2種類があります。ブリュッセル風はさくっとした軽い食感で、日本で一般的なワッフルではなく、炭酸せんべいに食感が似ています。リエージュ風はパールシュガーが入っていて、もっちりとした食感で、日本で一般的なワッフルはこのリエージュ風です。移動販売車はリエージュ風ワッフルのみ販売していることがほとんどですが、他のお店はだいたいブリュッセル風とリエージュ風のどちらも販売しています。

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