帰ってきたEkka 2022!おすすめモデルプラン
ブリスベン最大のお祭り、「Ekka(エッカ)」。
毎年8月にはクイーンズランド州にだけ「Ekka Wednesday」という祝日があり、その水曜日を含む前後9日間、ブリスベンで農業祭が開催されます。
コロナウイルスの影響で、一昨年は中止、また昨年はドライブスルー式での限定開催にとどまっていましたが、そのEkkaが2022年、ついに完全復活! 今回は今年の場内の様子とともに、小さい子連れファミリーに特におすすめのモデルプランを紹介します。
■前日までに。チケット購入
まずは事前準備。
ウェブサイトから入場チケットを購入しましょう。
事前にウェブサイトで購入すると、当日券よりも数ドル安く入手できます。
また、大人と子どもの人数に応じて、Family TicketやAdult&Child Ticketを上手に使ってくださいね。こうしたセットチケットは普通に買うよりだいぶお得。前者ならなんと$30、後者でも$10安く購入することができます!
チケットはわざわざプリントアウトする必要はありません。購入時に登録メールアドレスに送られたリンクを開き、会場入口でそのページをスマホ画面から見せるだけでOKです。
なお、ウェブサイトでチケット購入を進めていくと
Ride CardやGourmet Plaza Cardの購入画面があります。
前者は主に絶叫マシーン中心の遊園施設の利用券、後者は飲食店の利用券です。残念ながら今年のぶんはすでに売り切れています。
ただ、来年に向けて、と考えてみましたが、結局ちびっ子連れならまず、Ride Cardは不要でしょう。
Gourmet Plaza Cardも、$50分ですからね。屋台でちょこちょこ買いするだけなら、使い切れるか微妙なところだと思います。ビールなどのアルコールドリンクはかなり割高なので、けっこう飲むよという方にはおすすめです。
■当日9:30。会場付近でパーキングロット争奪戦
当日。まず直面するのは、車どこに停めようかという問題です。
そもそも公共交通機関で来たら、こうした問題にはぶつからないんですけどね。
Ekka開催期間中はExhibition Stationという駅がEkka会場内に特設され、CBDからだと直通15分ほどでたどり着くことができます。
詳しくはTranslinkサイトをご覧ください。
これ、路線駅の近くに宿泊・居住しているなら最高ですが、私たちのように電車駅が近くにない場合はかなり微妙。そもそも路線は日本の都市部のように網の目に走っているわけではないので、電車の最寄り駅が全然"最寄りでない"ことの方が多いのです。
そうなると、小さい子連れだと特に、公共交通機関の利用は現実的ではありません。また車での来場は、後述するとおり、休憩スポットにもなるという便利さもあり、私としてはやはり車での来場がベターだと感じた次第です。
となると、どこに停めるかですが、おすすめはWater Street近辺。会場から徒歩10分程度ですし、土日祝日は無料です。
こちらは穴場スポットで、9:30〜10:00くらいならどこかのロットには駐車できる確率が高いです。
■10:00。Ekkaといえば、まずはこれ♡
Ekkaの代表的なフード、Strawberry Sundae!
これだけは本当に、食べて帰るべきという名物です。午後に差しかかるにつれ行列ができるので、できれば早いタイミングで食べちゃうのがおすすめ。
いちごのアイスクリームにクラッシュした生いちご、そしてコーンの中にはバニラアイスクリームが入っています。単に名物なだけではなくて、本当においしいんです。人気なのも頷ける。いちごアイスはいちごのフレッシュな甘さとクリームのまったり感が絶妙にマッチしていますし、下の方のバニラアイスは練乳のような濃厚さとしっかりとした甘さ......生いちごとも相性バッチリで、最後まで飽きずに食べられる逸品です。
■11:00。キッズショーでこれだけは外せない!Bluey Show
オーストラリアで大人気の子ども向けアニメ、Bluey。
このアニメ、実はブリスベン発祥だそうです。
この着ぐるみショーが毎日3回、Main Stageで開催されています。Main StageはAgricultural Hallの2階にあります。外からはわかりづらいのでご注意を。
どの回も大人気ですぐに満席になりますが、それでも朝11:00の最初のショーが比較的マシだそう。できれば10:30頃には会場に着いて、前方の席が空くのを待ちましょう。11:00前に前のショーが終わり(こちらも少女たちの歌とダンスのショーで、すばらしかった)、けっこうな人が席を立ちますので、その空いた席に滑り込みます。
ショーはすごい盛り上がり! 幼児〜小学校低学年くらいの子どもたちが多く、皆大喜びしていました。
■11:30。おしゃれ好きな方は必見、スパークリングワイン片手にファッションショーを楽しむ
キッズショーに少し疲れた保護者の方に朗報です。
このBlueyのショーが終わると、次は自然素材に着目したメゾンによるファッションショーが同会場で開催されます。ほぼ同時に、すぐ近くでスパークリングワインのベンダーが出現。1グラス注文すると、すっきりドライなスパークリングワインをなみなみ注いでくれます。
こちらを片手に、小休止。
素敵なワンピースを見つけてしまい、現在買おうか迷っています......。
■12:00。ランチタイム。お食事スポットはここがおすすめ
ショーが終わるとちょうどお昼時。
ここでAgricultural Hallを出て、目の前の屋台で好きなものを購入します。
ランチタイム付近からすごい混雑なうえ、パラソルつきの席はかなり少なく、まず座れません。ブリスベンでは冬でも晴れていれば、日中は20度を超えることもしばしば。けっこう暑いし、日差しがあると当然日焼けもしますし、人の往来もすごいです。空いていたとしてもおすすめ度は低め。
好きなフードを調達できたらぜひ、Main Arenaへ移動しましょう。
この時間帯は大きなショーもなく、全体的に人は少ないです。お昼時でも屋根付きのベンチの空きはすぐに見つかります。トイレも近くにありますし、ランチをとるのにもってこいのスポットとなっています。
■13:00。会場内をぐるぐる。
お腹を満たしたら、活動再開。
この時間になるとすっかり人も増えて、場内はどこも混雑必至。行きたいところ数ヵ所に絞って回るのがおすすめです。
私たちはまだ見ていなかったAgricultural Hallの1階、そしてフード系屋台がひしめくWoolworths Fresh Food Pavilionを回りました。Agricultural Hallの1階は子どもも喜ぶ催しがいろいろ。バルーンアートのコーナーでは、無料でバルーンソードを作ってもらいました。
大喜びの我が子。
Woolworths Fresh Food Pavilionではいちごビールを見つけましたよ。フォトジェニックな見た目に個性的な味わい、いい記念になるはず。
■15:00。いったん休憩、車に撤退
そろそろ疲れてくる頃ではないでしょうか。人混みもすごいですし、ここはいったん会場を出て休憩タイム。お祭りは、まだまだ続きますからね! ゲートを出る際は必ず、再入場用のリストバンドをもらうようにしましょう。
わが子は車に着いた途端に爆睡。夫もそれに少し遅れる形でおやすみタイムに。
私は眠りはしませんでしたが、スマホをダラダラ眺めて普段の自分を取り戻す時間となりました。
■16:00。EKKANITESの場所取りに向け行動開始!
日も少し傾いてきた頃、気になり始めるのはEKKANITES。場所取りのためにはそろそろ行動を開始しましょう。私はグーグー寝る夫と子どもを置いて、車を後にしました。
その際、少し荷物の整理をしていくと◎。
日中は必須の帽子はもう要らないですし、ほかにも前半で入手した物があれば車に置いて行きます。一方、暖かい亜熱帯気候のブリスベンでも冬の夜は10度以下まで冷え込みます。ナイトショー自体は1時間半、それに場所取りも含めたらそれにプラス1時間座りっぱなしになりますから、防寒アイテムをしっかり整えて出陣します。
具体的にはダウンジャケット、足元はムートンブーツでもあれば足首まで暖かくて完璧です。またブランケットもあると重宝しますよ。膝にかけるのはもちろんですし、座席に敷いても、体感温度がグッと上がります。
■16:30。ナイトショーの場所は確保。ご褒美タイムがここに♡
16:00に出た割には、場所確保は16:30? 徒歩10分のところに停めたとかドヤ顔で言ってなかったっけ?と思った方へ。その秘密は途中の寄り道にあります。グースカ寝ている家族のために頑張ったわけですから、自分へのご褒美は忘れずに用意します。
私は途中、ランチのときに食べて気に入ったナチョスを再度購入し、ビールも買って、座席を確保しました。あとはつまんで飲みながらスマホダラダラを再開です。ブログ用の写真をまとめたりもしていました。結果的に1時間くらい1人時間を満喫することができました。
場所は、何を見たいかによりますが、私が陣取ったErnest Baynes Stand前はバイクスタントの正面でした。ナイトショーの最後にはショーに参加した車が集結してドライバーとミートタイムもあったので、開催中変わりがないことを前提にするならここはいち押しです。
来年以降はというと予測はできませんが、事前にinstagramなどのSNSで、例えば「EKKANITES monster truck」みたいに検索して写真を見てみると、おおよその位置は把握できるのではないかと思います。
■17:30。そろそろArena集結。トイレも忘れずに
17:00頃、そろそろ動き始めた方がいいよと家族に招集連絡をすると、17:50頃にArenaに来てくれました。
18:00を過ぎると混雑がグッと増して身動きしづらくなりますので、それまでには全員、Arenaの座席に、トイレ済みの状態で着いているといいでしょう。
■18:30。EKKANITES!
満を辞して、EKKANITESが開始!
歌を歌ったり、スマホライトを全員で灯したりと、参加型のイベントも交えながら、どんどん盛り上がっていきます。
私たちはモンスター・トラックのショーとバイクスタントのショーがお目当てでしたが、どちらも迫力満点!
車系のショーはいずれもダイナミックで、大興奮間違いなしです。
そして19:50からはいよいよ花火。日本の花火とはまた少し違った雰囲気の、勢いのあるショーが眼前に広がります。
最後は座席が揺れるほどのフィナーレ! 会場中から歓声が上がっていました。
■20:00。ナイトショー終了
花火が終わり、EKKANITESは終幕。先述したドライバーとのミートタイムはここから少しの間ありました。
それらも終えていざ帰るとなると、もうすごい人! 途中動けなくなるのは日本の花火大会ともよく似ていますね。ですが、日本の花火大会と異なり、10分もすれば会場から出ることができるので、安心してください。係員の指示を待ち、安全に帰りましょう。
以上が、私たちのEkka体験に基づくモデルプランになります。いかがでしたか?
今年のEkkaは今週末まで開催中です♪
小さな子どもから大人まで、皆が楽しめるお祭り、Ekka。来年の旅行にもおすすめですよ。
■Ekka 2022
・住所: Brisbane Showgrounds, 600 Gregory Terrace, Bowen Hills, QLD 4006
・URL: https://www.ekka.com.au
筆者
オーストラリア特派員
Lily
夫のブリスベン駐在に帯同中、在住5年目になります。5歳の息子も加わり、子連れに優しい町・ブリスベンを実感する日々を送っています。
【記載内容について】
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