まずは"金"から始めよ!? 豪州お金事情 お札編
この度、縁あってブリスベン特派員を拝命しました植松久隆です。
これから皆様に、現地からしか発信できない豪州第3の都市・ブリスベンの魅力を余さず
伝えていきたいと思っています。
週1回ペースですが、「もう、ブリスベンをゴールドコーストの玄関口だけでは終わらせない!」
と気合十分ですので、何卒よろしくお付き合いのほどお願いします。
最初は何から始めようかと思案していたところに、ふと頭に浮かんだのが「先ずは塊より始めよ」のフレーズ。
何よりも先立つものは「お金」ということで、「先ずは"金"から始める」ことにします。
ここオーストラリアの通貨単位は、オーストラリア・ドル。日本では豪ドルとも呼ばれ、
英語で他のドルとの区別が必要な際はA$またはAUS $となります。
写真を見ても分かるように、とにかくカラフルなオーストラリアの紙幣は、100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル札の5種類。100ドル札は日常ではそれほど使われないので、小規模の小売店や飲食店などでは本物か確認されることもあるかも知れません。私も、この国に来てすぐの頃は、余りのカラフルさにお金としての威厳が感じられずに安っぽさを感じていました。でも、慣れると、紙幣の種類もすぐに色で判別でき、財布の中もパッと明るくなるなど、決して悪いものではありません。
これらの紙幣は、世界でも珍しいポリマー製。簡単には破けないし、ポケットの中に入れたまま洗濯してしまっても悲惨な事は起きません。ポリマー製のお札の欠点は、折れたりはねたりしてお札にクセが付いたら、なかなか取れないと言うことくらい。
お札に描かれた肖像は、裏表に違う人物が描かれていて全部で9人(注:5ドル札だけは表だけに肖像。
5ドル札には2001年のみ刷られた別バージョンがあり、そちらには女王を含まない2人の肖像があるが、
ほとんど流通していない)。正直言えば、5ドル札のエリザベス2世女王以外は、ほとんど誰だか分かりません。
日本みたいに誰でも知っている偉人というわけでは無いようで、試しに聞いた何人かのオージーからも、
とてもあやふやな答えしか返ってきませんでした。
女王以外で私が唯一知っていたのが、10ドル札に肖像が入っている写真のバンジョー・パターソン。
国歌に準じる扱いをうける国民的愛唱歌「Waltzing Matilda」の作詞で知られる国民的詩人です。
もう一つ、オーストラリアのお札で面白いのは、シースルーの窓。写真では分かりにくいかもしれないですが、
50ドル札なら『50』という透かしも入っています。50ドルの窓にはオーストラリア国旗にも使われている南十字星、
100ドル札にはオーストラリア固有種であるコトドリ(Superb Lyrebird)の図柄があしらわれています。
次回は、お札に負けず劣らずユニークなオーストラリアの硬貨について、書きますのでお楽しみに!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。