まずは"金"から始めよ!? 豪州お金事情 お札編

公開日 : 2014年08月18日
最終更新 :

この度、縁あってブリスベン特派員を拝命しました植松久隆です。

これから皆様に、現地からしか発信できない豪州第3の都市・ブリスベンの魅力を余さず

伝えていきたいと思っています。

週1回ペースですが、「もう、ブリスベンをゴールドコーストの玄関口だけでは終わらせない!」

と気合十分ですので、何卒よろしくお付き合いのほどお願いします。

最初は何から始めようかと思案していたところに、ふと頭に浮かんだのが「先ずは塊より始めよ」のフレーズ。

何よりも先立つものは「お金」ということで、「先ずは"金"から始める」ことにします。

ここオーストラリアの通貨単位は、オーストラリア・ドル。日本では豪ドルとも呼ばれ、

英語で他のドルとの区別が必要な際はA$またはAUS $となります。

aussie_notes.JPG

写真を見ても分かるように、とにかくカラフルなオーストラリアの紙幣は、100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル札の5種類。100ドル札は日常ではそれほど使われないので、小規模の小売店や飲食店などでは本物か確認されることもあるかも知れません。私も、この国に来てすぐの頃は、余りのカラフルさにお金としての威厳が感じられずに安っぽさを感じていました。でも、慣れると、紙幣の種類もすぐに色で判別でき、財布の中もパッと明るくなるなど、決して悪いものではありません。

これらの紙幣は、世界でも珍しいポリマー製。簡単には破けないし、ポケットの中に入れたまま洗濯してしまっても悲惨な事は起きません。ポリマー製のお札の欠点は、折れたりはねたりしてお札にクセが付いたら、なかなか取れないと言うことくらい。

tendollar.JPG

お札に描かれた肖像は、裏表に違う人物が描かれていて全部で9人(注:5ドル札だけは表だけに肖像。

5ドル札には2001年のみ刷られた別バージョンがあり、そちらには女王を含まない2人の肖像があるが、

ほとんど流通していない)。正直言えば、5ドル札のエリザベス2世女王以外は、ほとんど誰だか分かりません。

日本みたいに誰でも知っている偉人というわけでは無いようで、試しに聞いた何人かのオージーからも、

とてもあやふやな答えしか返ってきませんでした。

女王以外で私が唯一知っていたのが、10ドル札に肖像が入っている写真のバンジョー・パターソン。

国歌に準じる扱いをうける国民的愛唱歌「Waltzing Matilda」の作詞で知られる国民的詩人です。

high  otes windows.JPG

もう一つ、オーストラリアのお札で面白いのは、シースルーの窓。写真では分かりにくいかもしれないですが、

50ドル札なら『50』という透かしも入っています。50ドルの窓にはオーストラリア国旗にも使われている南十字星、

100ドル札にはオーストラリア固有種であるコトドリ(Superb Lyrebird)の図柄があしらわれています。

次回は、お札に負けず劣らずユニークなオーストラリアの硬貨について、書きますのでお楽しみに!

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