ボストンの冬に備えた服装について

公開日 : 2014年09月16日
最終更新 :

夏と秋の中間といったこの頃、気持ちの良い気候が続いています。

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ボストンに娘さんがご留学されるという方から冬の服装についてのご質問をいただきました。

始めてボストンの冬をご経験される方は同じような疑問をお持ちかと思い、記事にて返答させていただきます。

私もまだ冬は2度経験したのみでエキスパートとは言えないのですが、冬のワードローブで考慮に入れたいポイントは、寒さと雪と塩だと思います。

ボストンの冬は確かにかなりの寒さです。

1月2月は零下の気温が多く、去年は-16℃(2°F)まで冷え込む日が何日も続いたりしました。これは風がなくても空気が痛いと感じるレベルです。

ですので、ダウンコートやダウンジャケットなどの真剣な防寒服が必要となります。ダウンは数ヶ月間毎日のように着ることになると思いますので、洗濯ができて長持ちする物がおすすめです。また、ダウンといっても保温力は製品によってまちまちなので、耐寒気温がはっきり表示され、少なくとも-20℃(-4°F)辺りまで対応できるダウンがあると安心です。メーカーはColumbia,、North Face、LL.Bean、Land's Endなどを着ている人をよく見かけます。

ちなみに私は寒がりなので、-40℃(-40°F)まで防寒でき、膝下まである長さのフードつきダウンコートを愛用しています。フードは雪や風の時にありがたいです。

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雪は12月後半頃から降り出し、本格的に積もりだすと3月頃まで溶けません。道路を渡る折などずぶっと足首まで雪にはまることもしょっちゅうなので、女性はロングブーツ、男性はウィンターブーツが主流です。路面がつるつるの氷になってしまう時もあるので、たとえ革の靴でも底はゴムになっているものが安全です。

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そして塩。雪の予報が出ますと町中の道路や階段に凍結防止の塩がまかれます。この塩がはねて服に着きますと拭いてもなかなか落ちませんし、スエードや革靴を傷めますので、塩が路上にある時は防水加工がされたウィンターブーツやお洒落なデザインのゴム長靴などを履いている人が多いです。

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リストにしますと、ウールのコートなど普通の冬服プラス...

更に寒い気温用のダウン上着

シルク下着やスキー用の下着

タイツ

ウールの靴下

ロングブーツ

防水・保温のウィンターブーツ

マフラー、スヌード(こちらではCowl Scarf カウルスカーフと呼びます)

イヤーマフ

しっかり保温の手袋

などでしょうか。

どれくらい着込むかという目安では...

7℃以上の日は

タンクトップ+シャツ+ウールのセーター+パンツ・ジーンズ+ウールのコート+マフラー+靴下+ロングかアンクルブーツ+手袋

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零下の日は、

保温下着+シャツ+ウールのセーター+タイツ+パンツ・ジーンズ+ダウンロングコート+ウールの靴下+ウィンターブーツ+イヤーマフ+保温手袋

もちろんこれは人それぞれでありますが、南国で育ち、やっとボストンの寒さに慣れてきたかな。。。という現在の私の場合です。

ご参考になりましたら幸いです。

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