ボルドー冬のおすすめグルメ
ボルドーでは年中食べていますが、冬がシーズンの食べ物と言えば...牡蠣!
ボルドー近郊のアルカションという場所は牡蠣の名産地で、新鮮な牡蠣が食べられます。
冬は牡蠣の季節なので、夏には販売していない生産地の牡蠣などを食べることができます。
さらにクリスマスと言えばフランス人の90%以上が牡蠣を食べるのではないでしょうか。
私もクリスマスをフランスで過ごす時はイブと当日の2日間で30杯は軽く食べます(笑)
最初に豆知識を。
実はフランスで食べられる牡蠣は...日本の牡蠣です!
昔、フランスの牡蠣が病気になってしまい、ポルトガルから牡蠣の種をもらい育てていました。
でもその牡蠣も病気になってしまいました...
そこで日本から牡蠣を輸入して育てることにしました!
宮城種と呼ばれる牡蠣は今現在も病気になり、死滅することなく、フランスの家庭へと提供されています。
それでは本題です。
メニューに牡蠣があると不思議に思うのが、番号が書かれていること。
基本的には1番から5番まで。
(例外的に特大サイズや、6番を目にすることもあります)
1番が一番大きく、数字が大きくなるにつれてサイズが小さくなっていきます。
ただ、日本の牡蠣を想像していると1番でも小さいなーと思うと思います。
フランスの牡蠣は基本的に小ぶり。そして海の香りが強いです。
私のお薦めは3番。
フランスの牡蠣はミルキー感が少ないので、大きければミルキーでおいしい!というものでもないのです。
3番は適度なヨード感が堪りません!
ボルドー的には焼いたソーセージと共に食べるのが伝統的。
牡蠣とソーセージ、バターを塗ったパンを交互に食べる、ボルドー人になれること間違いなしです
さらにソムリエ的におすすめを。
ボルドーで牡蠣を食べるなら、Entre-deux-mers(アントル・ドゥ・メール)の白ワインを注文してください。
樽感が少なく、ミネラル感が多いこの地方のボルドーワインは本当に牡蠣との相性がいいです!
さらに安いので、お財布にも優しい。
高いワインは牡蠣の良さを邪魔し、牡蠣がワインの良さを邪魔してしまうので、樽香の少ないワインと共に冬の風物詩をお楽しみください!
筆者
フランス特派員
野田祥子
2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。
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