欧州一広い!カンコンス広場
ブルス広場から川沿いに歩き続けると、5分ほどでカンコンス広場に出ます。
カンコンス広場(Place des Quinconces)は、ボルドーの街の中央に位置しているにも関わらず、驚くほど広い空間となっています。その広さはヨーロッパの広場としては最大の面積を誇るそうで、全体で12万6000m²もあります。ここでは季節ごとに、サーカスやコンサート、仮設遊園地や骨董市など、ボルドー市民のための様々な催しが行われます。
実はここには昔、トロンペット城というシャルル7世の建てたお城がありましたが、1816年にお城は取り壊しが始まり、1827年までに現在のような形に整えられました。
1828年にはガロンヌ川を見下ろすかのように、船嘴の飾りが施された灯台型の二本の柱が建てられました。ボルドーの街は、ガロンヌ川によって盛んに交易が行われて発展していったことから、そのような船にまつわるモニュメントが建てられたのでしょうね。
その後更に1894年から1899年の間に、高さ43mのジロンド派記念碑が建てられています。この記念碑は建築家ヴィクトル・リシュによる作品です。
広場の両脇には、モンテーニュとモンテスキューの大理石の像が向かい合うように立っています。この世界的に有名な二人の哲学者は、どちらもこの地方の出身です。
他にもボルドーで有名なMで始まる名前の人として、モーリアックという作家もいます。(モーリアックを知らない方は、オドレイ・トゥトゥ(「アメリ」で有名な女優さんですね)の「テレーズ・デケイルゥ」という映画がそのうち日本でも見られるようになるかと思います。アキテーヌの風景がたくさん見られる映画ですので、是非!)
ここにはプラタナスの大木が広場を囲むように植えられており、新緑の初夏なども気持ちがいいですが、秋の紅葉の季節も雰囲気が出ていて、その間をサーッとトラムが走っていく様子など、なかなか素敵です。
【交通情報】カンコンス広場最寄駅:トラムウェイB・C「Quinconces」
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