外出禁止でも、お家レストラン!ボローニャの名物料理を、スーパーで満喫♪

公開日 : 2020年04月25日
最終更新 :
筆者 : 望月 唯

ボローニャの名物料理といえば、トルテッリーニ・イン・ブロード!(Tortellini in brodo)

ボローニャのレストランなどで1年中食べられる、名物料理です。

伝統的にボローニャでは、日曜日やクリスマスに食べています。

トルテッリーニとは、パスタの一種。

中に具が入った、餃子のような小型の包みパスタです。

ブロードとは、スープ。

「イタリアの水餃子」なんて、たとえられることも!

IMG_5276.jpeg

レストランで食べられる本格的なもの......

とまではいきませんが、ボローニャのスーパーの材料でも、おいしいトルテッリーニ・イン・ブロードに近い味を、お家でも楽しめました。

※スーパーへの買い物は、新型コロナウイルス感染防止のため、10日間に一度のみ行っています。

また、スーパーに行く際にはマスクと手袋を着用し、感染予防を徹底しています。

トルテッリーニの中身とは?

IMG_5269.jpeg

伝統的なボローニャのトルテッリーニには、モルタデッラが入っています。

モルタデッラとは、別名ボローニャソーセージ。

細かく挽かれた豚肉に、ダイス状の豚の脂身と、ピスタチオが入っています。

image_6483441 (8).JPG

モルタデッラ以外には、

・豚ロース肉

・パルミジャーノチーズ

・生ハム

・卵

・ナツメグ

が、入っています。

各家庭で手作りするのが伝統です。

しかしとても手間がかかるのため、ボローニャのイタリア人でも今では、お総菜屋さんやスーパーで買う人も多いのだとか......。

また、スーパーでは普通のソーセージや、リコッタチーズが入っているトルテッリーニも売っています。

生パスタのトルテッリーニは、ボローニャのスーパー・ECUで€2.10でした(参考に値段も紹介していますが、同じスーパーでも場所によって値段が少し違います!)。

たっぷり2、3人分はありますね♪

トルテッリーニのスープとは?

伝統的なボローニャのトルテッリーニに使われているスープは、雄鳥と雄牛のスープ。

さすがにこのスープの素は、スーパーで手に入りませんでした......。

でも、代わりに「コンソメスープ」を使ったら、おいしかったです!

超簡単! トルテッリーニの作り方

もちろん、ここではスーパーで手に入れられる材料から、サクッと作る手順を紹介します。

自力でトルテッリーニを一から作るとなると、クリスマスの1ヵ月前から計画をしないといけないそうな......。

1.コンソメスープを用意

お湯を沸騰させ、コンソメスープの素を溶かします。

IMG_5274.jpeg

2.トルテッリーニをゆでる

パッケージに書いてある分数をゆでる(このトルテッリーニの場合は、8分でした!)。

IMG_5275.jpeg

3.器に盛りつける

チーズをかけると、最高においしいです!

お好みで塩コショウもしてみてくださいね♪

IMG_5277.jpeg

トルテッリーニ・イン・ブロードには、野菜は入れない!

日本人の感覚的に、スープというと、野菜やほかの具もいれたくなりますが......。

でも、スープに包みパスタのみを入れて食べるのが、正しい食べ方です!

レストランで出てくるトルテッリーニ・イン・ブロードがこちら。

IMG-6781.JPG

何も入っていませんね!

実は、トルテッリー二・イン・ブロードは、「第一のお皿」(Primo piatto)と呼ばれるものです。

このあとにお肉料理「第二のお皿」(Secondo piatto)や、野菜などの「付け合わせ」(Contorno)を食べるのが、伝統的な食べ方です。

だから、シンプルに野菜やほかの具は入れずに、スープとトルテッリーニだけで食べます。

ちなみに、クリスマスにトルテッリーニ・イン・ブロードを食べる際の「第二のお皿」は、トルテッリーニの中に入れたお肉を利用して作ります。

トルテッリーニは、近頃では日本でも目撃されている?!

今は何でも輸入で世界の料理が食べられる時代。

トルテッリーニは一昔前まで日本では食べられない料理でしたが、取り扱っているイタリアンレストランや、今回私が使ったような生パスタが販売されている場合があるそうです。

ぜひ皆さんも、見かけたら挑戦してみてください!

水餃子好きな日本人に相性ばっちりな優しい味です♪

そしてこの新型コロナウイルスが終息し、ボローニャにご旅行の際は、ぜひレストランでトルテッリーニ・イン・ブロードを食べてみてくださいね。

筆者

イタリア特派員

望月 唯

ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。