ボローニャ歌劇場でオペラを観に行こう!チケットの購入方法を紹介
ボローニャには市立のボローニャ歌劇場[Teatro Comunale di Bologna](ラルゴ レスピーギ 1 / Largo Respighi,1)があります。
オペラは日本の歌舞伎のようなイタリアの伝統総合芸術なので、オペラを知らない人でも音楽、演技、歌、衣装、舞台などを楽しむことができます。
しかし、自力でオペラのチケットを自分で買って観に行くのは難しく感じますよね。
そこで、今回はボローニャ歌劇場でのオペラのチケットの買い方をご紹介します。
2018年はぜひ、ボローニャでオペラをお楽しみください。
ボローニャ歌劇場でチケットを購入する方法は、インターネットでの購入方法と、劇場にあるチケット屋[Biglietteria]に直接購入しに行く方法があります。
インターネットで購入するには、まずボローニャ歌劇場の公式ホームページにアクセスします。
トップページを開いたら、画面を下にスクロールして見たい演目を探し、「TICKET ONLINE」をクリックします。
例えば、2108年最初のオペラ演目である[LA BOHÈME]の「TICKET ONLINE」をクリックしてみます。
すると、日程と時間の情報が出てくるので、欲しいチケットの「ACQUISTA(購入する)」をクリックします。
初日の「2018年1月21日の15時30分(日)[domenica 21 gennaio 2018 ore 15:30]」をクリックします。
このようにチケットの種類と値段が出てきます。
30歳以下[UNDER 30]と65歳以上[OVER 65]は割引があります。
[disponibile]と書かれているものが購入可能なものです。
席に関するイタリア語をご紹介します。
平土間席・プラテーア[PLATEA]
中央のボックス席・パルコ チェントラーレ[PALCO CENTRALE]
横のボックス席[PALCO LATERALE]
I から IV は階数を表しています。
イタリアは2階を1階と言うので、[PALCO CENTRALE I ]は「2階の中央ボックス席」となります。
下にスクロールすると、空いている座席を確認することができます。
色がついているところが空いている席です。
それぞれの色が席の種類に対応しています。
例えば、料金表で平土間席[PLATEA]は紫だったので、紫色になっている席を購入することができます。
再び画面を上にスクロールし、「ログインまたは登録」「ACCEDI O REGISTRATI」をクリックします。
すると、個人情報等の入力画面に入っていきます。
黒い印がついている部分が必須項目になります。
Indirizzo email:メールアドレス
Username: 任意のユーザーネーム
Password: 任意のパスワード
Presa visione dell'informativa:個人情報に関する情報にチェック
ACCONSENTO / NON ACCONSENTO: 同意する[ACCONSENTO]を選択
newsletter: メールマガジン。
こちらは受け取りたい場合は「SI」、いらない場合は「NO」を選択
Nome: ファーストネーム
Cognome: ファミリーネーム
Sesso: 性別(入力は任意)
Telefono: 電話番号(入力は任意)
Natione: 国
Stato / Regione / Provincia :州、県など。(日本を選択した場合はこちらの項目は任意入力)
Citta: 都市
CAP: 郵便番号
Indrizzo: 住所
Data di nascita:生年月日(カレンダー上で選択)
Documento: 身分証明書。(パスポートの番号で可能。イタリアの納税者番号を持っている人は入力の必要なし)
Non ho il Codice Fiscale:イタリアの納税者番号[Codice Fiscale]
持っていないにチェックがしてあるのでそのまま。(持っている人はチェックを外します。)
DATI DI FATTURAZIONE:請求データ
自分の場合は[A me stesso (usa i dati forniti sopra)]を選択。
他人、または会社の場合は[Ad un altro soggetto / indirizzo]
REGOLAMENTO:「規約を読み、同意」にチェック
[Ho letto ed accetto le Condizioni di utilizzo del servizio.]
すべての入力を終え確定[Conferma]をクリックすると、「vivaticket.it」から登録完了のメールが送られてきます。
ログインをしてまた先ほどのチケットを選ぶページを開くと、チケットの枚数[N.Biglietto]を選べるようになっています。
枚数を選択し、右下の枠に表示された文字を入力て購入する[ACQUISTA]をクリックします。
一時間以内に注文を確認するように確認されます。
確定[Conferma]をクリックしましょう。
お支払い方法を選びます。
イタリアの銀行等かクレジットカードになります。
ここではクレジットカードについてをご説明します。
クレジットカードは、
VISA、MasterCard、Mostercord、Matstro、Diners Club、JCB
を使用することができます。
Numero carta:クレジットカード番号
CVV2/CVC2/4DBC:セキュリティコード。カード裏の3桁
Data Scadenza:カードの有効期限
Email per comferma:確定のためのメールアドレスを入力
Dichiaro di aver preso visione dell'informativa:「個人情報に関する情報を読んだことを宣言します。」にチェック
進む[Procedi]を押してチケットの購入は完了です!
チケットのバーコードを入手できます。
ボローニャ歌劇場では、チケットをもぎられず、入り口でバーコードを読み取られて入場になります。
続いて、ボローニャ歌劇場のチケット屋で直接購入する方法をご紹介します。
直接購入した方が、手数料を取られないので少しお得です。
ボローニャ歌劇場はザンボーニ通り[Via Zamboni]をボローニャのシンボルである「二つの塔」を背にして6分ほど歩いたところにあります。
こちらの写真はボローニャ歌劇場の正面です。
その正面まで歩かず、ボローニャ歌劇場の建物が見えたらザンボーニ通りを右に曲がるとチケット屋があります。
営業時間は火曜日から金曜日が14時~18時、土曜日が11時~15時です。
月曜日と日曜祝日がお休みです。
オペラがある日は、1時間半前からオペラが始まった15分後まで開いています。
再度席に関するイタリア語を書いておきます。
平土間席・プラテーア[PLATEA]
中央のボックス席・パルコ チェントラーレ[PALCO CENTRALE]
横のボックス席[PALCO LATERALE]
中央のボックス席を1枚購入したい場合は、
ミ ディーア ウン ビリエット ディ パルコ チェントラーレ ペル ファヴォーレ
Mi dia un biglietto di parco centrale, per favore
と言いましょう。
「ミ ディーア」で、私に下さい。
「ウン ビリエット」でチケットの枚数なので、2枚の場合は「ドゥエ ビリエッティ」、3枚の場合は「トレ ビリエッティ」です。
前置詞「ディ」で、~の。
続いて、「パルコ チェントラーレ」などの席の種類を言います。
「ペル ファヴォーレ」で、お願いしますという意味です。
平土間席は1階のみなので聞かれませんが、他の席は階数を聞かれます。
あらかじめインターネットで券の種類と値段を確認しておくと便利でしょう。
階数は以下のように言います。
2階席は「プリモピアノ[Primo piano]」
3階席は「セコンドピアノ[Secondo piano]」
4階席は「テルツォピアノ[Terzo piano]」
5階席は「クアルトピアノ[Quarto piano]」
30歳以下や65歳以上のチケットを割引購入したい場合は、「Under 30」か「Over 65」を伝えて、必ずパスポートを持っていきましょう。
ボローニャ歌劇場は当日の朝に名前を書きに行くと、10ユーロで天井桟敷席[Loggione]を購入することができます。
この情報はボローニャ歌劇場の公式ホームページに出ていないことなので、残念ながらここではご紹介できません。
しかも、常連さん間でルールが変更になったりしています。
(例えば、1番に名前を書きに来た人が、他の人がチケットを買うのに立ち会って管理しなければいけないルールが今月はありました......一時的かもしれませんが。)
購入に挑戦したい方は、望月にまでメールでお問い合わせください。
写真は2017年シーズン最後のボローニャ歌劇場「トスカ」のカーテンコールです。
怖い警視総監スカルピアの部下たちが、最終日ではサンタクロースの帽子をかぶって挨拶に出てきていました。
可愛かったです。
それでは、最後に2018年のボローニャ歌劇場のオペラをご紹介します。
ラ・ボエーム
プッチーニ作曲
[LA BOHÈME]
1月19日〜1月28日
カラメル派修道女の対話
[DES CARMÉLITES]
プーランク作曲
3月11日〜3月16日
シモン・ボッカネグラ
[SIMON BOCCANEGRA]
ヴェルディ作曲
4月13日〜4月19日
カプレーティ家とモンテッキ家
[I CAPULETI E I MONTECCHI]
ベッリーニ作曲
5月6日から5月13日
ドン・カルロ
[DON CARLO]
ヴェルディ作曲
6月6日〜6月14日
ウエストサイドストーリー
[WEST SIDE STORY]
バーンスタイン作曲
7月11日〜7月17日
連帯の娘
[LA FILLE DU RÉGIMENT]
ドニゼッティ作曲
11月9日~11月15日
ドン・ジョヴァンニ
[DON GIOVANNI]
モーツァルト作曲
12月15日~12月23日
来年、2018年も楽しみな演目ばかりです!
今回は長くなってしまったので、演目の内容等はまた他の記事でご紹介いたします。
今年も残すところわずかですが、良いお年をお過ごしください。
筆者
イタリア特派員
望月 唯
ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。
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