ボゴタの大動脈!エル・ドラード通りにある観光スポット4選

公開日 : 2020年06月15日
最終更新 :
T1.jpg

ボゴタは独立以来、政治・文化・経済の中心として発展を遂げてきました。特に文教都市としての評価で、「南米のアテネ」といわれるほどです。そのなかでも、旧市街から空港を繋ぐ「エル・ドラード通り」には多くの博物館、歴史的建造物などがあります。

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっていますが、収束したらぜひ訪れてほしい、モンセラッテ、黄金博物館、ボリバル広場、ボゴタ植物園を紹介します。

■モンセラッテ(Cerro de Monseratte)

A1.JPG

ボゴタは標高2600mの高地に位置していますが、そのなかでもボゴタ市内を見守るように「モンセラッテ」があります。モンセラッテ山の頂上(標高3156m)からはボゴタの各地域を一望することができます。さらに天気がよい日には北側は隣県のボヤカ県の雄大な山々まで見渡すことができます。

A2.jpg

モンセラッテはボゴタ市民に、首都のシンボルとしてだけでなく、「聖なる山」として愛されています。頂上に向かう途中の道にキリストの苦悩とモンセラッテ巡礼者についての銅像があります。また、頂上にはモンセラッテ教会があり、1640年の建立以来、数多くの巡礼者と観光客を迎えてきました。頂上からの景色もよいのですが、おすすめスポットは、近くにあるレストランの「Casa San Isidro」から見えるボゴタの夜景です。コロンビアで一番高いColpatriaタワーのイルミネーションや鮮やかな光に彩られたボゴタ市街をみながら、コロンビアコーヒーやワインで乾杯してみてはいかがでしょうか。

【注意点】

教会ではミサや集会などが定期的に開催されているため、その時間帯に教会内で話したり、不必要な行動をとるとトラブルの原因になりますので、ご注意ください。

【アクセス方法】

タクシーの場合:「Taquilla Teleférico Monseratte」で降車。

BEAT(配車アプリ)の場合:目的地「Cra 2 Este」で検索。

モンセラッテの麓の「Taquilla Teleférico Monseratte(チケット販売所)」で「トロッコ電車(Funicular)」か、「ケーブルカー(Teleférico)」のチケットを購入し、終着駅から道なりに5分ほど上ると頂上に着きます。

※徒歩でもモンセラッテ頂上に行けますが、ボゴタ市は標高2600m以上の高地です。高山病、その他の病気、ケガや各種トラブルの原因になるため、必ず乗り物で移動してください。

■Cerro de Monseratte

■Casa San Isidro

■黄金博物館(Museo Del Oro)

B1.jpg

コロンビアではスペイン植民地時代の「エル・ドラード(黄金郷)」伝説があり、ボゴタ近郊はその中心地として今も語り継がれています。もともとは先住民が祭事や装飾用に使用してきた大量の黄金がこの伝説を生んだとされています。黄金博物館では先住民が使用していた黄金の祭事具や装飾具が2万8000点以上、さらに、石材やセラミック、木材で作られたオブジェクトが2万点以上展示されています。これらの作品はどれも精巧に作られており、紀元前より培ってきた先住民の文化・技術水準の高さを実感できます。そして現在でもコロンビアの国旗の黄色や国際空港から大通りの名前にまで「黄金」が使われており、黄金と共に歩んできたコロンビアの歴史の一側面を感じることができます。

【アクセス方法】

タクシー:「Carrera 6のMuseo del Oro」か、「Parque Santander」前で降車。

BEAT(配車アプリ)の場合:目的地「Cra. 6 #15-88, Bogotá」で検索。

■ボリバル広場(Plaza de Bolívar)

C1.jpg

ボゴタの旧市街ラ・カンデラリアにあるボリバル広場は、北をコロンビア共和国最高裁判所、南を国会議事堂、東をバシリカ・カテドラル、西をボゴタ市庁舎に囲まれた広場です。広場の歴史は古く、スペイン植民地時代までさかのぼります。起源はスペイン征服時代のマジョール広場が独立後にシモン・ボリバルの栄光を称えるかたちで、1846年に「ボリバル広場」と名称変更し誕生しました。現在は13903平方メートル・最大収容人数5万5612の大きさを生かして、毎年クリスマスにはプロジェクションマッピングや有名歌手の野外コンサートが開催され、市民の憩いの場になっています。広場の中心にはシモン・ボリバル像があります。議事堂を背景にすれば、ボゴタでいち押しのフォトスポットになります。さらに広場のいたるところでフルーツやお菓子の屋台が出ているので、コロンビアン・スイーツを充分堪能することができますし、大道芸人がジャグリングやダンスで楽しませてくれます。かわいいハトたちもお出迎えしてくれますが、数の多さにビックリするでしょう! 観光途中にボゴタ行政の中心地でひと休みしてみてはいかがでしょうか。

【アクセス方法】

タクシーの場合:「Plaza de Bolívar」降車。

BEAT(配車アプリ)の場合:目的地「Cra. 7 #11-10, Bogotá」で検索。

■ボゴタ植物園(Jardín Botánico de Bogotá)

D1.jpg

ボゴタ植物園は、ボゴタの高山植物だけでなくコロンビア中にある植物を研究展示しており、その数約5万5000個体、903種類にのぼります。20ヘクタールの広大な敷地の中に、植物の特徴を考慮して8つの展示ブロックに分かれており、ココヤシのような常夏のコロンビア沿岸部の植物から高山地帯の森林限界ギリギリに育つ植物まで、まとまって展示されています。コロンビアの気候・植物の多様性を知ることができるでしょう。

D2.jpg

ボゴタ植物園の見どころは、入口からすぐの噴水と水辺に浮いている蓮の花と、15~20m級のパームの木です。ボゴタは一年中気温が一定のため、植物園の花たちはいつ訪れても変わらず咲き続けているので、観光客は安心して訪れることができます。隠れスポットは植物園の高台で、植物園を一望できるスポットです。ちなみに、地上から見たときは緑色の葉の部分しか見えませんが、高台から見下ろしたとき、黄色の葉の部分が現れる植物もあるので、ぜひ探してみてください! ボゴタ市では数少ない、静寂を感じることのできる空間で散策を楽しんでみてください。

【アクセス方法】

タクシーの場合:「Jardín Botánico」降車。

BEAT(配車アプリ)の場合:目的地「Cl. 63 #6895, Bogotá」で検索

■Jardín Botánico de Bogotá

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。