はじめまして。

今回からビルバオのブログを担当させていただくことになりました。こちらに住み始めたのは昨年の１１月からと、まだまだこの街の初心者ですが、皆さんにいろいろな情報をお伝えできたらと思っています。

ビルバオはバルセロナやマドリッドに比べると日本人にとっては馴染みの薄い街かと思います。ビルバオと聞いて、ピンとくる方はスペイン通、かなりの海外に興味がある、またはサッカー好きな方ではないでしょうか。ビルバオは前述の２つの街よりは小さな街ではありますが、とても興味深い街です。

今回は「バスク」という言葉について書きたいと思います。

バスクとはピレネー山脈の西、フランスとスペインをまたいだ７つの地域から成り立っています。その７つの地域のひとつがビスカヤ県であり、ここの中心都市がビルバオなのです。ビスカヤ県の中にはピカソの絵画で有名な「ゲルニカ」もあります。

バスク人は独自の言葉を持ち、自分達の文化や歴史に誇りを持っています。そしてこの街でよく見かけるベレー帽を被ったおじさん達。これもバスク人の象徴です。バルや街中でベレー帽を被った人達がいたら、スペイン語では無く、バスク語を喋っているかもしれません。こういった姿を見ると、あー、自分がバスクへ来たんだと思わせてくれることでしょう。