国際色豊かなスイス現地校の年度末イベント用に巻き寿司作り
コロナ禍で2年間開催がなかった娘の学校の年度末イベント。
今年は開催されることとなり、巻き寿司を提供することとなりました。
どんなイベント?
私の娘が通っている学校は国際色豊かで、年度末のイベントの一環として保護者の出身地により、ヨーロッパ、中東/北アフリカ、アフリカ、アジア、アメリカに分かれて郷土料理を提供することになっています。
私は、唯一の日本人保護者ということで、毎年寿司の提供を依頼されています。
例年は、仕事の都合で行けないことがあったのですが、今年はそんな言い訳ができません...
腹をくくって巻き寿司をふるまうことにしました!
巻き寿司の準備
今年は、60人前を依頼されていました。
1本の巻き寿司を2人前として、巻き寿司30本が必要となります。
イベント前日は、材料を買い出しに行き、学校の調理室の冷蔵庫に冷蔵保存の材料を入れることで準備完了。
時間に余裕があれば、寿司酢や厚焼き玉子、ツナ缶のマヨネーズあえ、きゅうりなどの野菜を棒状に切るなどの下準備をしておくとよいのですが、今年は全て当日にすることにしました。
イベント当日、8時30分ごろに学校へ行き巻き寿司の準備スタートです。
調理の順番として、まず洗米+浸水。
それから、冷ますことが必要な加熱する巻き寿司の具の準備。
色の見栄えから、今回初めて人参を茹でてきゅうりのように巻いてみることにしました。
ということで、人参の皮むきから棒状に切り、それを茹でる作業へ。
同時に厚焼き玉子の準備もします。
浸水したお米を鍋で炊いている間は、きゅうりを切ったり、ツナ缶のマヨネーズあえを作ったり・・・。
自宅には10合ほどのお米が炊ける鍋がありますが、学校のお鍋は6合がマックス。
それに、1鍋のお米をうまく炊けなかったら大変なことになるので、6合というか6カップ、1kgのお米を1鍋で5、6回炊きました。
お米には昆布も入れて炊きましたが、繊細な旨味は伝わったのでしょうか~。
巻き寿司作り開始!
お米が炊けて蒸らしたら、いよいよ寿司酢を混ぜて巻き寿司作り開始です。
具には、きゅうり、茹で人参、厚焼き玉子、ツナマヨ、カニカマ(海外では「Surimi」とよばれています)、クリームチーズ、アボカド、そしてスモークサーモン。
今回のような大衆向けイベントには、生魚は使いません。
ベジタリアン用など初めは考えていましたが、作っている最中は、そのときの気分で具を決めていました。
巻いたときにできるだけ色取りどりになるように心がけたものの、ランチタイムに私を訪問した娘は、「子どもは、色んな具は要らないから、ツナだけのを沢山作ってよ!」といって、去っていったのでした。。。
販売開始!
これまで、この年度末イベントの巻き寿司作りを地元日本人のお友達にも手伝ってもらったことがありましたが、今回は、1から10まで私1人でやりました。
過去のイベントでは、販売開始前の17時辺りには、作業が完了していたのが常でしたが、今年は販売が開始された17時半ごろもまだ巻き寿司を切るのに大忙し。
そして、販売員からは、「もうテーブルに4皿しか残ってないよ!」と言われ、急遽、残りの酢飯やサーモンなどで最後まで巻き寿司を作ったりもしました。
朝8時半から18時半まで10時間立ちっぱなしで作業し、台所から離れたのは1度お手洗いに行っただけでしたが、私の創造作品?は1時間ほどで消えてしまいました(完売しました!)。
そこから、寿司作りに使った鍋などを洗い、台所をきれいにしてイベント会場に顔をだすことができたのは、夜8時ごろ。
結局巻き寿司を40本ほど作りました。
私には一日がかりでしたが、本当の寿司職人であれば、半分ぐらいの時間で巻き終わっていたことでしょう。
今回のお寿司の販売で、学校への寄付額は800フラン(約10万円強)ほど。
いつもの仕事とは違う充実感がありました。
YouTube動画でもご覧ください
それでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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