新型コロナウイルスワクチンの3回目接種「ブースター接種」完了!
今年5月に記載したように↓、ベルン州のコロナワクチン接種予約取りに大変苦労した私ですが、ブースター接種には寒さに耐える時間が必要でしたが、無事接種が完了しました。
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前回のブログ記事↓でお伝えしたように、フィットネスジムを利用するコロナルールが変わったし、今後もスイス留学をするお子様の渡航を同行する上でブースター接種を受けていた方が良いだろうと思い、ブースター接種についてネット検索したところ、予約なしでブースター接種ができる施設がベルン市にありました。
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ブースター接種試み1日目
たまたまブースター接種について検索した日からベルンの展示会場で予約なしのブースター接種が開始されました。
サイトによると、接種時間は9時から13時までとありますが、会場にあったポスターによると9時半から13時までということでした。
同日、インプラントの最終予約が朝9時にあり、早く終わってほしかったので、予約より30分早く歯科医に行って待ち、ワクチン接種会場に着いたのは、9時半。
(インプラントについては次回お話ししますね。)
恐れていたように、長い行列でした。
屋外の行列で待っている間の気温はマイナス2.2度。
この日の午後は、学校視察のために、日本からスイスへお越しになった中学生のお子様とローザンヌにあるボーディングスクールを訪問することになっていて、ブースター接種会場に行こうと決める前に、あまり防寒をせず自宅を出ていました。
手袋もなければ、靴も普通のドレス靴。
久しぶりにしもやけになるかと思いました。
折しも、ゆくゆく娘に読んでもらいたいと購入した『Man's Search for Meaning』という本を読んでいて、ナチス収容所の過酷さはこんなものではなかっただろうな、と思った次第です。
列の前後の人たちとも、このような会話が・・・
・皮肉だよね。健康な人じゃないと、ワクチン接種のためにこんな列で待てないよね。
・ブースター接種を受けて、明日、体調不良になったら、それは副反応なのか、それとも、この寒さで風邪を引いたのかわかんないね。
前述のように午後の学校訪問のため、私は、ワクチン接種会場を12時に出発する必要がありました。
さすがに、2時間半以内にはブースター接種ができるだろうと思っていましたが、残念ながら、時間切れで、その日の接種を断念しました。
〜当日の午後の様子〜
ブースター接種試み2日目
翌日の無料朝刊新聞には、前日のブースター接種希望者の長い列が記事になっていました。そして、ワクチン接種は13時までなので、後部に並んでいた人たちは接種を受けれなかったとも記載がありました。
事前予約なしのブースター接種会場がオープンして2日目。
1日目の報道を受けて、より多くの人が9時前から並んでいるのではないか、それとも、寒い中数時間待ってもブースター接種を受けれないかもしれないのであれば、予約ができるまで待とう、と思う人が増えたのか。
恐る恐る10時ごろ会場に行ってみると、前日よりも数メートル短い列。
この日の気温は、マイナス3.4度。
小雪も舞っていました。
この寒さにさすがのスイス人の皆さんもブースター接種を諦めたのでしょうか。
私は、この日は数時間外にいることに備えて、しっかり防寒をしていたので、前日ほど寒さを感じませんでした。
ブースター接種会場内部では
屋内のブースター接種会場には、10人ほどずつ入り、まず検温。
そして、再び列に並ぶこと1時間はかかったでしょうか。
私のIDや『VacMe』(コロナワクチン接種システム)の登録番号などが確認され、カーテンで仕切られたブース前の椅子に座り待つこと数分。
いよいよ、私の番になりました。
個室には、ラップトップを操作する人と実際にワクチン注射を打つ人のふたり一組で作業をしています。
多くのスタッフが大学生のようでした。
ブースター接種のワクチンの種類
1回目と2回目のワクチン接種の時は、「風邪の症状はありませんか」「ワクチン接種は自身の判断ですね」など聞かれたのですが、今回はそのよう設問はありませんでした。
このブースター接種会場では、ファイザー、モデルナ、ジョンソンアンドジョンソンの3種類のワクチンを用意しています。
1回目と2回目のワクチンは、モデルナでしたが、混合接種の方が効果的なのではないか、というニュースを聴いていたので、ファイザーをお願いしました。
※ スイス政府としては、同じ種類のワクチンを接種することを勧めています。
セルフィーをしながらブースター接種を受けました。(左腕に打ってもらいました)
ブースター接種後の副作用は?
寒さにも負けず、ブースター接種後、熱が出るなど副作用は全くありませんでした。
ブースター接種を終えて
2日間の様子を動画にまとめたので、ご覧ください。(実際に注射をしている動画クリップが含まれています)
氷点下の中、数時間も待てる健康状態の人たちが予約なしのブースター接種を受けに来ていたので、大半の希望者が40歳未満と思われる若い方たちでした(私からすると)。
スイスの若者の数は日本のそれより随分少ないと思われますが、渋谷の『東京都若者ワクチン接種センター』が引き起こした混乱状態にはなりませんでした。
さすがに、200人分以上のワクチンの用意はあったはずです。
屋外で待つことになりましたが、今、ブースター接種を受けたいという人たちなので、意識が高く、皆さんマスクを着用していました。
2時間以上寒い中マスクを通して息をしていたので、屋内に入るころには、マスクが随分と濡れ、屋内に入った際に、新しいマスクと交換をしたほどです。
ワクチンパスポート
ブースター接種を受けてブースを出る時に、紙で3度目のワクチン接種完了を証明するワクチンパスポートがもらえましたが、同日中に『VacMe』もアップデートされていて、ネットでワクチンパスポートを確認でき、コロナ証明のスマホアプリの情報をアップデートすることができました。
これで、陰性証明なしに、フィットネスジムの利用が可能となりました。
年末年始も元気に過ごせますように!
それでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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