スイス・ベルンの地元中学校で巻き寿司を作ってきました!

公開日 : 2021年11月29日
最終更新 :

私の娘は、週1回、午後に2時間半の料理の授業を受けています。

202111-sushi2.jpg

毎週、チーズケーキやパン、ピザなどいろんな料理を作り、親にも食べてもらいたいと、「作品」を持って帰ってきてくれます。

寿司はスイスの子どもにも人気で、娘が海苔巻きおにぎりをお弁当に持っていくと、「Sushi!」と友達が寄って来るほど。

娘が通っている学校の子どもたちの親の多くは、外交官や国際機関で働く人たちで、スイス国籍でなかったり、他国での生活経験があったりする生徒が多いということも、「寿司」に違和感がない要因だと思います。

10年ほど前なので、もう環境も随分と違うかもしれませんが、同じ外国人でも移民の子どもたちが多く、日本を全く知らないような子どもたちが多い小学校でのお誕生日会に巻き寿司を持っていったら全く人気がなかった、という話は定番でした。

寿司を知らない子どもたちには、真っ黒い海苔は不気味に見えたことでしょう。

ちなみに、コロナで学校祭は中止されていますが、娘の学校では、日本人の親は私だけなので、出身国やエリアに分かれて親が料理を作る学校祭では、私が必然的に寿司担当となっています。

学校祭の様子はこちらからもご覧になれます↓

=============================================================

「海外在住の日本人なら巻き寿司、納豆、味噌が作れて当たり前!?」

=============================================================

寿司授業の準備

料理の先生は、以前娘の担任をしていたこともある若い女性。

娘によると、先生が材料を用意するとのこと。

別の教師が炊飯器を持ってきてくれるので、それも使うと。

余談ですが、私はだいたい圧力鍋でご飯を炊いていましたが、在スイス日本大使館の料理人の方のご飯の炊き方を観て依頼、鍋でご飯を炊いています。

自宅での経験では、同じ作り方でも鍋やコンロによって出来が違うので、学校で炊くご飯だけに頼るのはリスキーだなーと思い、お米を6合ほど炊き、寿司飯にして持参しました。

寿司授業

学校の調理室に入ると、お米や海苔、巻きすなどがテーブルに置いてありました。

お米は真空パックに入っていて、十分な量を購入されていたものの、1パックを2グループ(1グループ3人)で分けるので良いであろう、ということで、3グループは鍋でご飯を炊き、1グループが炊飯器を使いました。

ご飯が炊きあがるまで、お寿司について話したり、材料を切ったりしました。

具としては、定番のスモークサーモンやツナ缶、きゅうりの他、クリームチーズやカニカマ(Surimiと呼ばれています)、アボカド、マンゴー、それに葉パセリなど、たくさん用意されていました。

生徒たちは、好きな具を巻き寿司用に細く切り、ご飯ができるのを待ちました。

いよいよ巻きます!

私は、自分の巻きすを持参していたので、それを使って、まず全員の前で太巻きのデモンストレーションをしました。

その後、各テーブルを回って、そこでも巻きのデモンストレーション。

子どもたちは、それぞれにとても楽しんでいて、「この切り方はどうだ?」とか私に質問してきたりして、真剣に取り組んでいました。

学校で炊いたご飯はうまくいったのですが、子どもたちは時間がある限り何本も巻き寿司を作りたく、寿司飯の量が足らなかったので、私が持参していて良かったです。

202111-sushi1.jpg

子どもたちそれぞれの個性あふれる巻き寿司の出来に、「私も楽しませてもらったな」と嬉しくなりました。

202111-sushi3.jpg

それでは、今日はこの辺で!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。