毎年楽しみにしている「玉ねぎ市」、コロナ対策で2020年は開催中止

公開日 : 2020年11月26日
最終更新 :

11月の第4月曜日は、ベルンの盛大なイベント「玉ねぎ市」(独:Zibelemärit、英:Onion Market)の日です。

同じ仲間で前日から集まって不眠で「玉ねぎ市」を迎えるのが伝統になっているグループもあるようですが、多くの人は臨時バスやトラムを利用して朝5時頃からベルン市街に集まってきます。

しかし、今年2020年は多くの行事同様、開催が中止となりました。

ベルン市街中が人と屋台で覆われます 

「玉ねぎ市」については、こちら↓を参照してください。

「ルンの一大イベント、『玉ねぎ市』(Zibelemärit, Bern)」

「玉ねぎ市」の日は、祝日ではないですが学校はお休みです。

今年は、「玉ねぎ市」がなかったので、11月23日も通常の登校日となり、その代わりに今学期が1日早く終わるようです。

例年、旬を味わうために町にでかけ、オニオンパイを食べたりしますが、2019年は今年の開催中止を察したのか、早朝、昼、晩と、いつもより長くベルン市街を散策し「玉ねぎ市」を堪能しました。

朝5時30分頃、連邦議会議事堂前のブンデス広場の屋台には、すでに多くの人出です。

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人の背丈ほどある、長い編飾りもありましたよ。

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こちらの家族は代々続く農家のようです。

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近年のタマネギ編みは、ドライフラワーなどの装飾がされていることが多いですが、こちらの出店で販売されているタマネギ編みは、とてもシンプル。

親から子へ代々受け継がれた手法なのでしょう。

そして、孫と思われる男の子にお金の管理をさせていました。

素早くおつりを計算しなければならないので、掛け算や足し算、引き算を実践するいい機会ですね。

食べ歩きも楽しもう 

タマネギの編飾りなどが販売されている屋台のほかに、グリューワイン(ホットワイン)やオニオンパイ、オニオンスープ、ガーリックトーストなどの屋台があります。

地元の人たちがどんなものを食しているのか、体験できます。

写真は、フリブール(フライブルグ)のラクレットの出店です。

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「玉ねぎ市」の由来は、フリブールの農家にベルンでタマネギの販売を許可したことからなので、チーズも「フリブール産」ということを強調しているのでしょうね。

「玉ねぎ市」の動画

2019年の様子を動画でお楽しみください。

来年は、ぜひとも開催してほしいですね。

それでは、今日はこの辺で!

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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