新規感染者数最多更新:ウィズコロナ生活に突入しているスイスの日常
在スイス日本国大使館の発表によると、昨日2020年10月14日の前日比の新規感染者数は、2808人とスイスでは過去最多数を記録したとのことです。
すでにあちこちの州では、店内でのマスク着用を実施していましたが、ベルン州でも12日月曜日から新たな措置が実施されています。
在スイス日本国大使館からのお知らせの引用はこちら:
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10月7日、ベルン州は、新型コロナウイルス感染症予防のため、以下の独自措置を実施すると発表しました。
(1)公に立ち入り可能な全ての場所(販売店、ショッピングセンター、郵便局、美術館、劇場、図書館、行政庁舎、礼拝場、宗教的な共用エリア、映画館、プラットフォーム、地下道等を含む駅舎)において、マスク着用が義務化されます。
バー、クラブ、ディスコ、ダンスホール、レストランでは、客は着席している時のみマスクを外すことができます。
(2)12歳未満の子供及び特別な理由(特に医療上の理由)でマスクを着用できない人はマスク着用義務の対象外です。
(3)全日制託児所では、マスク着用義務はありません。
各施設において作成された感染防護ルールに従い、マスクを着用する必要があります。
(4)公立及び私立学校内並びに大学内もマスク着用義務はありません。
しかし、これらの教育機関は、新型コロナウイルス感染症のまん延状況次第で非常に迅速に対策を講じる必要があります。
(5)スポーツ施設やフィットネス施設では、マスク着用は必須ではありません。
しかし、レセプション、クローク、飲食エリア等スポーツ活動が行われていないエリアでは、マスク着用義務があります。
(6)銀行の窓口ホールやセルフサービスエリアもマスク着用義務はありません。
(7)バー、クラブ、レストランでは、着席が必須となります。
また、バー、クラブ、ディスコ、ダンスホールにおいて、同時に入店可能な客数は300人に制限されます。
(8)新型コロナウイルス感染症に関連し以前に導入されたルールも引き続き適用されます。
※マスク着用義務に違反した場合
刑法に従い罰金を科され、故意等で違反態様が悪い場合には最高5,000フランの罰金が科されます。
※適用期間
2020年10月12日(月)から2021年1月31日(日)
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スーパーの様子
自己予防対策として、今週以前からマスクをして買い物をしている人はちらほらいましたが、今週からは義務です。
罰金も科されるということですが、月曜日に買い物をしていたところ、店員がマスクをしていない客を対応している場面に遭遇しました。
東南アジア系の民族衣装を着用した女性グループ数名のうちの60代ぐらいの1名がマスクをしていませんでした。
そこへ店員さんが近寄り、マスクをその女性客にあげ、「いますぐ、着用してください」と依頼していました。
マスクは、マスクが入った箱からピンセットで1枚取り出して手渡すという、入念さでしたよ。
ちなみに、多くのお店の入口では、まだまだ霧吹きのボトルが置かれていますが、スイスの大手スーパーのミグロでは、足で操作する↓のような殺菌スプレーが設置されつつあります。
フィットネスジムの様子
6月にお伝えしたように、フィットネスジムの営業が再開された時点で、受付にはアクリル板が設置されていました。
アクリル板で保護されている受付スタッフはマスクの着用を免除されているようですが、今回の大きな規制追加は、フィットネスジムの利用者がマスクを着用しなければならなくなった点です。
さすがに、運動中やウエルネスエリア以外の利用の際は、免除されています。
しかし、受付から更衣室、更衣室からレッスンスタジオへの移動時もマスクが必要です。
なので、基本的には着替えるときやシャワー後ただでさえ汗をかく、ヘアドライヤー中も、マスクをしなければならないのです!
顔にクリームをつけるときには外しますが......。
今週月曜日には、グループレッスンの参加者は、みんなマスクを床に置いていましたが、昨日別のスタジオルームに行ってみると、壁にマスク掛け↓が取りつけられていました!
と、今回は、ウィズコロナ生活にがスイスの日常となっているというお話でした。
それでは、今日はこのへんで!
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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