スイスで新型コロナウイルスの自主的なPCR検査に同行してきました

公開日 : 2020年08月31日
最終更新 :

PCR検査の必要性

現在、スイスでは、どのような人がPCR検査を受ける対象になるでしょうか。

1. 感染者と濃厚接触が疑われる人

2. コロナの症状がある人

3. スイス国外に渡航する際に、PCR検査の陰性結果を要求するトランジットや到着国を訪問する人

4. 搭乗前にPCR検査の陰性結果を要求する航空便を利用する人

5. PCR検査の陰性結果を要求す寄宿学校に入寮する人(生徒)

などが考えられます。

先週、スイスの寄宿学校(ボーディングスクール)の入寮日より数日早くスイスに到着されたお子さまのお世話をさせていただき、入寮前72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果が必要だったので、自主的なPCR検査に同行してきました。

PCR検査が受けれる場所

エミレーツ航空は、搭乗前96時間以内に受けたPCR検査の陰性結果を要求しています。

スイスのサマースクールでお世話したご家族が、エミレーツ航空をご利用だったので、日本で受けられるよう、クリニックを探したりしました。

日本に帰国される便に搭乗される前にも再度PCR検査が必要なので、ご家族の滞在場所近くで受けられる場所を探したところ、一般病院で可能とのことでしたので、そちらで検査を受けていただくことにしました。

留学生のお子さまの場合は、チューリッヒ空港到着がちょうど入寮3日前だったので、チューリッヒ空港内にあるクリニックでPCR検査を受けることにしました。

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PCR検査の結果はメールで

チューリッヒ空港に夕方到着後、フランス語圏にある学校近くのホテルに移動する予定だったので、検査結果をチューリッヒ空港まで取りに行くのか心配でしたが、検査予約をした際に、結果は添付メールで送られてくるということだったので安心しました。

結果は、24〜48時間以内に送られてくると言われていて、実際には2日目の朝に送られてきました。

「Coronavirus SARS-CoV2 PCR」のテスト結果が「negative」と記載されていました。

気になる値段

日本のクリニックでは、PCR検査の費用として3万円前後請求しているようですね。

スイスでも自主的なPCR検査は、自己負担となります。健康保険適用ではありません。

チューリッヒ空港内のクリニックでのPCR検査費用は、200フラン(約2万3000円)でした。

チューリッヒ大学の病院でもPCR検査ができ、そこも同額の200フランです。

過去に、「ジュネーブで自己判断でPCR検査ができるようになったけれども、費用がネック」ということを聞いていたので、もっと高額なのかと思っていましたが、日本の検査費とスイスの物価を考慮すると、とても良心的な金額だと思いました。

スイスが医療業界の最先端にいることも、関係しているのかもしれませんね。

それでは、今日はこの辺で!

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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