コロナ新規制!一部の国や地域からスイス入国も自己隔離&マスク義務

公開日 : 2020年07月05日
最終更新 :

私が通うフィットネスジムでは、着々と新型コロナウイルス感染症による規制が緩和されてきていますが、今月に入ってスイス政府による新たな規制が発表されました。

■ スイス入国時の自己隔離

日本のように「水際対策」という名前にはなりませんが(海がないですからね!)、明日、2020年7月6日月曜日から一部の国や地域からスイスに入国する方は、10日間の自己隔離が義務となりました。

私にとっては驚きでしたが、現在、このリストに日本は含まれていません。

特に、東京で感染者が増えているようですが、まだ人口比率からすると、感染率が低いようですね。

スイス到着時の自己隔離に関して、日本と大きく違うのは、①入国時の感染症の検査はなく、②自宅や宿泊施設など自己隔離場所への移動の規制がない、ということです。

今、私が日本の実家に行こうとすると、国際線到着の空港でPCR検査の結果が出るまで10時間~3日待たされることを覚悟し、陰性であればハイヤーやレンタカーで移動するか、空港近くのホテルで2週間過ごしたあとに国内線飛行機や電車で移動をすることになります(PCR検査が陰性であったとしても、老いた両親のことを思うと、空港から直で実家に行くことは選択肢にはありませんが)。

今現在、7月20日以降、スイスの滞在許可のないお子さまでもスイスのサマースクールに参加できる状態ですが、日本がいつ対象国になるやもしれないし、日本帰国時にまだ「水際対策」が実施されていれば、これもまた難しいですね。

2021年は、昨年のリョウスケ君のように、日本のお子さまがスイスのサマースクールを体験できることを祈るばかりです。

■ 公共交通機関でのマスク着用義務

非常事態宣言発令中も、私の周りでマスクを着用する人は数えるほどしか見ませんでした。

外出自粛が解禁になったときに、チューリッヒの公共交通機関がマスクを配布していたようなので、チューリッヒでは習慣が変わっているかもしれませんが、ベルンではマスクをする人は今でも少数派です。

 そのベルンの町の風景が明日からガラッと変わりそうです。

電車やトラムの乗客が増え、1.5mの社会的距離を保つことができなくなったことから、スイス全土で公共交通機関を利用する際には、12歳以上の乗客のマスク着用が義務となったのです。

今年2月に日本に到着したときに、品薄と聞いていたマスクを羽田空港内のお店で思いがけず購入することができました。 

購入後すぐに着用したものの、翌日からは使用せず、5枚入りの内、未使用の3枚が手元にあります(娘も数分ですが、1枚使用したので)。

しかし、これから公共交通機関を利用するたびにマスクが必要であれば、数が足りません......。

近所の薬局などに行ってみることもできましたが、金曜日の夜に思い立って、マスクを作ってみることにしました!

昨日の土曜日は、日中から出かける予定だったので、ピクニックとして持参する昼食と夕食用の食糧を準備し、数年使用していなかったミシンを引っ張り出して4時間ほどかかりました......(日中の外出は夕方からになりました......)。

20200705_handmade-masks-text.JPG

(ブラジャーに見えるのは私だけ!?)

捨てようと思っていた布のランチョンマット2枚と、娘が赤ちゃんの時に使っていたガーゼを裏地に活用しました。

ゴムには、娘が数年前に履いていた、穴が空いているスパッツを利用しています(写真のマスクのほか、ランチョンマットとガーゼの端布で子供サイズの簡易マスクをふたつ作成しました)。

日本の夏のような高温多湿での外出時には適さないと思いますが、スイスではまだ使えるかな、と。

こちらのマスク、何かおかしいな?とお気づきでしょうか~?

左右の柄が違うのです!

両面の柄が違うランチョンマットを使用したのですが、ランチョンマット2枚を重ねて裁断するときに、ミスっています......。

同じ柄が合うように(A面・B面、B面・A面)重ねないといけないところ、A面・B面、A面・B面と重ねてしまったので(この説明で分かりますかね?)、左右のマスクの柄が違うのです......。

マスクを見る人は、もともとの生地を知りませんので、「こういうデザインだ!」と堂々と着用したいと思います。

非常事態宣言中に、マスクを自作したスタッフもいます(子供が赤ちゃんのときに使っていたガーゼの再活躍の場ですね!)。

それから、マスクには、使用可能期間があるとのこと! 手作り布マスクは洗濯ができますが、一度の使用可能期限は、どのぐらいなのでしょうかね?

それでは、今日はこの辺で!

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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