新型コロナウイルスの影響による学校閉鎖から2ヵ月、来週から義務教育の登校が始まります!

公開日 : 2020年05月07日
最終更新 :

新型コロナウイルス関連の在スイス日本国大使館からの連絡も連日ではなくなり、スイスでの感染拡大が本当に収まってきているのかな、とも思う今日この頃。

現段階での在スイス日本国大使館からの最新情報はこちら:

1 5月5日08:00時点(スイス連邦内務省保健庁発表)、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。

※括弧内数字は10万人あたりの感染者数(単位:人)

(1)スイス

・累計感染者数:29,926人(前日比+28)(350.2(当館試算))

・累計死亡者数:1,482人(前日比+6)

(2)リヒテンシュタイン

・累計感染者数:83人(前日比±0)(216.3)

・累計死亡者数:1人(前日比±0)

3月13日の学校閉鎖の発表後、イースター休暇を挟んで、娘の新学期が始まって2週間が経とうとしています。

先生方もパソコンやネットに慣れている方、慣れていらっしゃらない方がいらっしゃるでしょうから、先生方の対応もまちまちでした。

娘のクラスは、5年生と6年生合同の複式学級で、ひと組24人、担任教師がふたりいます。

ちなみに、これまでの学年も複式で疑問に思っていたのですが、やっと今年度先生に質問する機会がありました。

上の学年になったら、「学習量も内容もたいへんなんだ」という自覚を下級生に持たせるために複式にしているそうです。

実際、5、6年生が一緒のクラスがふた組と5年生のみのクラスがひと組あり、児童数が少ないからか複式ではないようです。

だいたい、1学年の児童のみのクラスがひと組はあり、そのクラスの児童は自律している児童のグループなのかな、と勝手に思っているところです。

ひとりの担任教師とは、WhatsAppで個別の電話指導と、クラスの3人の児童と先生とでマイクロソフトTeamsを使い30分程度授業を数回してくれてました。

もうひとりの担任教師の指導は、携帯電話から娘の携帯電話への通常の電話のみです。

教師から児童への資料共有は、マイクロソフト関連のウェブサイトを使っていて、娘からの宿題提出は、両担任教師へWhatsAppで写真を送信している状態です。

スイス国内でも学校により対応はさまざまですが、たぶん娘の学校はIT的に遅れているのではないかと察するところです。

娘は英語教室にも通っていて、その授業がまずZoomになりました。

そのときは私の手持ちの古いiPadで対応していたのですが、マイクロソフトのツールも、日本語教室で使うことになった「Jitsi」というツールも古いiPadでは使用できなく、しばらく私のラップトップをそのときだけ使わせていましたが、再び学校閉鎖がある可能性もあるので、娘用に安いChromebookを調達しました。

隙さえあれば、YouTubeを観たがる娘ですが、ChromebookもiPhone同様、子供仕様に1日の使用時間の制限を設定したり、私のiPhoneから即座にChromebookを使用できないようロックすることができる機能があり、活用しています。

スイスの一部の州では、州在住の全児童生徒にラップトップが配布された、との情報もありますが、ベルン州では人数も多いので対応が難しいのでしょう。

来週月曜日からの登校はまず、全校生徒の半分が登校し、翌日火曜日は別の半分。その2日間は、手洗いなど校内でルールを教えることがメインになるようです。そして、水曜日からは全校生徒が登校し授業開始、となる見込みです。

娘の学校は公立学校ですが、通常の地元児童のみが通う学校ではなく、車で20分先に住む児童も通う学校なので、車で送り迎えしている親も少なくないのですが、親は車を出ることなく子供をおろしてすぐ立ち退くよう通知がありました。事前通知なしに親が校内に入るのも当面禁止です。

さて、まだ散歩の日々が続いているので、天気や自然の風景に敏感になっていますが、早いもので、もう満月です。

今日が満月ということですが、昨晩も大きなお月さまが見えましたよ。

20200507-fullmoon3-text.JPG

手前の畑は、刈られたばかりの干し草。今日、明日と晴天のようですから、しばらく天日干しされるのでしょう。

それでは、次回は小学校の登校再開の様子をお伝えしますね。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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