ルツェルン州の小さな街、魅力的なゼンパッハ

公開日 : 2019年09月23日
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ゼンパッハ(Sempach)はルツェルン駅から電車とバスで約20分のところに位置する小さな街です。

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ガイドブックには載っていないので、あまり日本人観光客がいませんが、1386年7月9日に「ゼンパッハの戦い(Schlacht bei Sempach)」が起こった場所で、スイス独立の歴史上重要な場所のひとつでもあります。

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旧市街の入り口に堂々と建つのがルツェルン門(Luzernertor)。ルツェルン出身の画家によって描かれた正面のフレスコ画が目を引きます。

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こちらは13世紀に建てられたヘキセン塔(Hexenturm)。事前に予約すれば、建物の中でアペロや誕生日などのイベントが出来るそうです。

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旧市街のメインストリートに位置するテディベア・ミュージアム(Teddybär-Museum)には約2,300体のテディベアが展示されているそうです。

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こちらは1550年頃のライオンの彫刻が中央に立つ噴水。

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噴水の後ろに建つのが市庁舎(Rathaus)。1475年建造の歴史ある建物で、現在は歴史博物館となっています。

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小さな旧市街地ですが、レストランやカフェ・パン屋・キオスクなどもあるので、小腹が空いた時やコーヒー休憩などに利用するのもいいでしょう。

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ローヴェン記念碑(Löwendenkmal)は「ゼンパッハの戦い」の勝利から500周年の1886年に、聖シュテファン教区教会前に建設されました。

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こちらは1831年に建てられた聖シュテファン教区教会(Pfarrkirche St. Stephan)。白を基調とした明るい雰囲気の教会です。

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こちらはゼンパッハ湖(Sempachersee)。旧市街から徒歩すぐ、またバス停からも近く湖畔に駐車場もあるので、公共交通機関でも車でもアクセスが出来ます。湖畔遊歩道があるので、ゆっくり散歩もいいですし、夏は湖水浴も可能。湖畔に公園もあるので子連れでも楽しめるでしょう。

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旧市街地からは徒歩35分と少し距離がありますが、時間がある方はシュラハトカペレ/シュラハト礼拝堂(Schlachtkapelle)にも足を運んでみてください。周りには何もない長閑な田舎道に建つ小さな礼拝堂ですが、ここはゼンパッハの戦いが起こった古戦場です。スイス農民軍がハプスブルク家の騎士軍団に完勝し、スイス独立への第一歩となった戦いでもあります。

旧市街自体が非常にコンパクトなので、気軽に街歩きが可能なゼンパッハへぶらり街歩きに行ってみてはいかがでしょうか。

<アクセス>

所要時間: ルツェルン駅(Luzern)から電車とバスで約20分

ルツェルンからオルテン(Olten)方面行きの電車に乗車しゼンパッハ・ノイエンキルヒ駅(Sempach-Neuenkirch)下車。ゼンパッハシュタット(Sempach Stadt)方面84番バスに乗り換え、ゼンパッハシュタット・ポスト(Sempach Stadt, Post)下車。旧市街まで徒歩数分

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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