スイスの首都ベルンの15年前と今
はじめまして!
地球の歩き方のスイス・ベルン特派員として、皆さんにスイス情報を発信させていただくことになりました、
田山貴子です。
簡単に自己紹介をしますね。
私は、日本の高校を卒業後、アメリカの大学に進学し卒業をしました。
卒業後は、アメリカと日本で会社員を経験し、「次はヨーロッパに行ってみよう!」と
日本からヨーロッパに求職して、たまたま私を雇ってくれたのが、スイスの大企業、
スイスコム(Swisscom)だったため、スイス移住となりました。
現在は、スイスで起業をしていて、スイス在住の日本人の仲間とスイス情報の発信をしたり、
スイスに観光やビジネスで来られる方々の現地サポート、そして、幼稚園から高校までの
スイス留学のお世話をしています。
観光客気分でスイスの首都ベルンに移り住んで早15年になろうとしています。
2000年当時のスイスと今のスイスは、随分と変わった点があります。
私が日常接するベルンの今と昔の違いを数点挙げてみましょう。
①アジア人観光者
私がスイスに来た頃は、アジア人といえば「日本人」で、グループでも個人旅行でも
沢山の旅行者がいらしてました。
それが、アジア人といえば「韓国人」、そして、「中国人」と移り変わっていきました。
日本人と混合されることはないですが、インドからの観光客も多いです。
15年前は、髪型や服装で日本人を特定できていましたが、今では、近くに行って
話している言葉を聞かないと出身国が断定できなくなってきたのも、一昔前と違うところです。
②路面電車(トラム)
深緑系で出入り口が階段になっていた昔ながらのトラムの車両が、6、7年前に新車両に入れ替わり、
赤で車体が低くなって、冷房付きの車両に変わりました。
車椅子の乗下車には、今でもスロープを作れる板が必要ですが、スーツケースや乳母車の出し入れが
格段に楽になりました。
③喫煙・禁煙
15年前には、私がスイス滞在中にこの日を迎えることはないと思っていましたが、
スイスのレストランは、屋内基本禁煙です。
テラスのテーブルでは、ほとんど喫煙可です。
このように、屋外のテーブルには灰皿が置かれています。
屋外では喫煙が無礼講なのが、一般の考えなのでしょうか。
歩きタバコは、減る傾向にありません。
私が10年務めた会社のオフィスも2000年当時、屋内のあちこちでタバコを吸えていましたが、
2005年ごろの改装時に喫煙室が設けられました。
電車も以前は喫煙車両がありましたが、今では全車両禁煙です。
駅の構内は、禁煙を促しているところもあれば、喫煙所が設置されているけれども、
事実上、どこでも吸える駅があったりと同じ鉄道会社でも駅によって違います。
ホテルも全室禁煙の場合があるので、喫煙希望の方は、宿泊前に確認すると良いでしょう。
以上、ベルンの今と昔の違いはまだまだたくさんありますが、一部をご紹介しました。
スイスを何度も訪れているあなたは、スイスのどこが変わったと思いますか?
さて、今日からスタートしたベルン特派員。いかがでしたでしょうか。
観光スポットやレストラン情報、ベルンでの日常などなど、ベルンに来たことのない方にも
興味をもっていただけるような記事をお届けできたらと思います!
末永く、どうぞよろしくお願いいたします。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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