ベルリンでお店に入ったときの挨拶はいつ、なんて言えばいい?

公開日 : 2019年03月11日
最終更新 :

 個人ガイドで街歩きをご一緒するお客様から、「日本では店員さんに挨拶する習慣がないから、ベルリンのカフェやショップに入ったときにどんなタイミングで挨拶すればいいのかわからない。」という声をよく聞きます。

   ドイツには日本語の「いらっしゃいませ。」に該当する単語がないので、お客さんと店員さんとのやりとりは、基本的に「こんにちは(おはようございます/こんばんは)」の挨拶から始まります。確かに日本では言わないですよね。

 私もベルリンに来た当初は、「スーパーのレジでも、いちいち『ハロー』って挨拶するんだ!」とか、「意外と『グーテン・ターク』は使わないんだなぁ。」とか、小さな発見の連続でした。ガイドブックにはこういうことは細かく書かれていないので、簡単にまとめておきますね。

<お店のタイプ別、挨拶のタイミング>

・個人経営の小さなカフェやショップ(入口から店内全体が見渡せて、店員さんとすぐ目が合う距離)なら、店に入ってすぐに店員さんの方を見ながら「ハロー。」と明るい声で。店員さんが見当たらなかったら、入って行って店員さんが自分を認識したときに必ず挨拶を。

・スーパーマーケットや大型店舗、デパート等では、レジで自分の番が来たときに軽く「ハロー。」

・セルフサービスの飲食店では、注文カウンターで自分の番が来たときに軽く「ハロー。」

・レストランでは、店内に入ったら最初に気が付いてくれた店員さんに「グーテン・ターク(夜なら『グーテン・アーベント』)」と挨拶して席に案内してもらい、テーブルに別の担当者がついたらまたその人にもにっこりと挨拶を。

・専門店やブランドショップなら、「グーテン・ターク」と挨拶をしてから、自分が探しているものを伝えます。

・インビスと呼ばれる屋台(カレーソーセージやケバブのお店など)、朝市に並んでいる生鮮食品のお店などでは、挨拶は省かれることが多いです。こういうお店では、「Bitte schön ビッテ・シェーン?(「何にしましょう?」「ご注文は?」の意味)」と声をかけられるので、すぐに注文してOKです。

 いずれの場合でも、店員さんと目を合わせてにっこりとやりとりをすることと、対応してもらった後の「Danke ダンケ (ありがとう)」が重要です! ドイツ語がわからなければ片言の英語でもちろんOK。店員さんとお客様、という立場というよりは、一対一の人間としてのやりとりなのだと認識していれば、無理なく挨拶が出てくるようになりますよ。

 あと、上記のお店のタイプ別挨拶は、私がベルリンで実際に使っている表現です。標準ドイツ語で「こんにちは」は「Guten Tag グーテン・ターク」なのですが、ベルリンでは「Hallo ハロー」というカジュアルな表現をすることのほうが多く、よほど高級なレストラン等に行かないと「グーテン・ターク」は使われない印象です。(自分や相手の年齢にもよると思いますが。)でもこれは、ドイツの他の町ではまた違ってきますのであくまでベルリンでの挨拶例だと考えてくださいね!

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レストランでちゃんとしたサービスを受けるには、お客さんの側からもしっかりと挨拶をすることが重要です!

 ベルリンでのドイツ語の挨拶については、私とベルリン在住フリーライターの久保田由希さんとで書いているベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」の過去記事でも書いていますので、そちらもぜひご一読ください!

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