これ、ビール?ジュース??ドイツで人気のビア・ミックス・ドリンク③
前回ご紹介した「Radler ラードラー」はドイツ全国で飲まれていますが、今回紹介するのはベルリンのご当地ビール。
それがこちら!「Berliner Weiße ベルリーナー・ヴァイセ」です。
ドイツ広しといえども、ストローがついてくるビールなんてこの ベルリーナー・ヴァイセしかありません! でも、確かにストローで飲むのもぴったりくる甘酸っぱくてアルコール度数低めのビールなんです。
では、なぜ甘酸っぱいのか?これが、他のビールにはないベルリーナー・ヴァイセならではの特徴なのですが。
まず酸味。他のヴァイスビア(小麦を使用した白ビール)とは違って醸造の過程で乳酸菌が加えられるので、出来上がったビールも乳酸菌由来の酸味があるのです。
そして、そのまま飲むと酸っぱいので、甘いシロップを加えて味を調整して飲むというスタイルが定着したのです。写真のベルリーナー・ヴァイセがピンク色なのは、ラズベリーのシロップを加えてあるから。
ピンク色のラズベリー(Himbeere ヒムベーレ)味の他、緑色のタイプ(Waldmeister ヴァルトマイスター=クルマバソウというハーブ)もポピュラーです。レストランや居酒屋で注文するときには「赤(Rot ロート)?緑(Grün グリューン)?」と聞かれますよ。
↑もちろん、ボトル入りのものもスーパーなどで売られています。左のオレンジ色のラベルのは、ルバーブ味!これは一度飲んでみたいかも。
↓ちょっと見にくいですが。アルコール度数は3%。原料は、このメーカーのベルリーナー・ヴァイセが99%、1%がラズベリー風味シロップ。
というわけで、今は一般的にベルリーナー・ヴァイセといえばシロップ入りのビア・ミックス・ドリンクのことを指しますが。近年のクラフトビールブームで、本来のベルリーナー・ヴァイセをシロップなど加えずにそのまま楽しむ人も増えてきました。
ボトル入りも売っていますし、新進のクラフトビールバー(例えばBRLOなど)では個性ある(酸味のしっかり効いた)ベルリーナー・ヴァイセが飲めますよ!かなり好みがわかれるビールですが(笑)、日本ではまず味わえないと思いますので気になる方は試してみてください。
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