これ、ビール?ジュース??ドイツで人気のビア・ミックス・ドリンク②

公開日 : 2018年09月04日
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 前回の続きです!今回は、ドイツのビア・ミックス・ドリンクの中で最もメジャーな「Radler ラードラー」をご紹介しますよ~。

 ひとことで言うと、ラードラーはビール(ヘレスもしくはピルスナー)と炭酸飲料を半々で割ったものです! レモン風味の炭酸飲料で割ることが多く、日本のバーでカクテルとして「パナシェ(Panaché) 」と呼ばれてるものとほぼ同じですね。

 ビールの苦みが抑えられて甘口になり、アルコール度数 2,5%くらいなのでジュースのような感覚でゴクゴク飲めるんです! 特に暑い日に汗をかいた後に飲むと美味しく感じます。もちろん、ビールが苦手な女性や若い世代にも大人気。

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↑これは、Warsteiner ヴァルシュタイナー社のラードラー。各ビールメーカーから、それぞれオリジナルのラードラーが発売されています。味はもちろん、メーカーやフレーバーによって様々!

 「(純粋な)ビールは飲まないけど、ラードラーなら飲む。」という層もいるので、ビアガーデンやレストランでも必ずビールのメニューに加えてありますよ。

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 ↑とあるビアガーデンのメニュー。真ん中に「Alster、Radler」とあります。この「Alster アルスター」というのは、ラードラーの別名です。「Alsterwasser アルスターヴァッサー」と表記するメーカーやお店もあります。

 ↓例えばこのメーカーは、この商品には「Radler」「Alsterwasser」両方併記しています!

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↓色はこんな感じ。これはちょっと濁ったタイプです。

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 厳密には、ラードラーとアルスターは別のものだという説もたくさんあります。

説1:ラードラー=ヘレス+炭酸飲料、アルスター=ピルスナー+炭酸飲料

説2:ラードラー=ビール+レモン系炭酸飲料、アルスター=ビール+オレンジ系炭酸飲料

説3:ラードラー=ビール+ファンタ、アルスター=ビール+スプライト

 が、これらはドイツ国内でも地域によって認識が変わってくるようですし、メーカーによっても解釈が色々のようです(^^;)。ピルスナーを作っている醸造所なら、ラードラーに使用するビールもピルスナーでしょうし、ヘレスがメインの醸造所ならヘレスを使っているはずです。

 アルスターの呼び名は主に北ドイツ(ハンブルクなど)で使われることが多く、その他の地域ではラードラーの名称が一般的なのでベルリンではラードラーで通じるでしょう。(でも発音はかなり難しいです...!)

 日本にいても気軽にマネできる飲み物でもありますので、気になる方はぜひ試してみてください。普通のビールに、スプライトやCCレモンなど好みの炭酸飲料を混ぜれば、それがラードラーです!ドイツ人も、自宅で気軽に混ぜて飲んでますよ♪

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