「エコ・テスト」の認証付きなら買ってみる価値あり?

公開日 : 2018年02月12日
最終更新 :

 今回は、前回の記事でちょっと紹介したエコ・テストの認証についてもう少し詳しく書いておきますね。

 エコ・テスト(Öko-Test)はドイツで毎月約10万部売れている人気の商品テスト誌で、エコの言葉が示す通り環境や健康に配慮した製品か?という「製品のエコ度合い」を独自に検査・発表しています。

 その結果は6段階で評価され、誌面で公開されます。評価の高い順から

・sehr gut(ゼア・グート=とても良い)

・gut(グート=良い)

・befriedigend(ベフリーディゲント=まぁ良い)

・ausreichend(アオスライヒェント=可もなく不可もなく)

・mangelhaft(マンゲルハフト=不足)

・ungenügend(ウンゲニューゲント=不十分、不可)

となり、良い評価を得た商品はその認証マークを製品パッケージに表示して販促につなげることができるのです。(訳は私の意訳なのでちょっと変ですが(^^;))

 ↓黄色く囲ったのが「エコ・テスト(Öko-Test)」の認証。この歯みがき粉は「sehr gut」!

oekotest2.JPG

 ドイツでは「エコ・テストの『sehr gut』がついているなら安心して買える!」と考える人が一定数いて、消費者が商品を選ぶ際のひとつの基準になっていることは間違いありません。

 メーカー側にとってはこの認証がついたらヒット商品になりますし、あまり良くない評価がついた場合にはその結果を商品改善に繋げて、次回は少しでも良い評価を得られるようにと企業努力をするきっかけになっています。

oekotest1.JPG

 調査の対象となる製品のカテゴリは幅広く、生鮮食品からお菓子、化粧品、洗剤や日用品まで様々。

 でも、エコ・テストのチェック基準はあくまでその製品の製造過程や製品自体が「エコであるかどうか」であり、環境や健康への配慮が優先されているのが特徴です。

 そのため、エコ・テストの評価が良い商品だからといって、食品であれば味が良いとかコストパフォーマンスが良いという保証にはなりませんし、化粧品であれば効果や効能が優れていたり使い心地が良い、というわけではありません。

 「なるべく環境や人体に有害なものが含まれていない、安心なものを買って使いたい。」という方にとっては信頼できる認証マークなので、ドイツでの買い物の際は参考にしてみてくださいね!

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