年末年始にドイツの家庭でよく食べられている「ラクレット」

公開日 : 2018年01月03日
最終更新 :

 あけましておめでとうございます! 2018年も、ベルリン特派員ブログをどうぞよろしくお願いいたします☆

 さて。前回の記事『クリスマスイブにドイツの家庭で食べられているのは、なんと!』に続いて、今回はドイツの家庭で年末年始によく食べられている料理を紹介しますね。

 クリスマスには家族や親戚で集まりますが、大晦日や年末年始は仲の良い友達同士集まって、パーティーをしながら過ごす人が多いドイツ。そんな、誰かの家に集まって食事をするときに日本の鍋や焼き肉のような感覚で登場するのが「ラクレット」なんです!

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↑ラクレットグリル と呼ばれる、専用の家電。上段で肉や野菜を焼き、下段でチーズを溶かします。

 本来ラクレットは、塊のラクレットチーズを直火であぶって溶けたところをゆでたジャガイモなどにからめて食べるスイスの料理ですが、ドイツの家庭では写真のようなラクレットグリルを使用して卓上でみんなで楽しむのが主流です。

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 ↑このミニフライパンのようなものに各自好きな具をのせて、スライスしてあるラクレットチーズをのせてグリルにON。本来は具材は上段の鉄板で焼いて、下段はチーズだけを溶かしてお皿の上であわせるようなのですが、具材と一緒にチーズも焼くスタイルの家庭もけっこう多そうです。

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 ↑チーズは、スライスされた状態でパックされて「Raclettkäse(ラクレットケーゼ)」としてスーパーで売られています。私が今回買ったのは400gで2,30ユーロ(約300円)くらい。これで3~4人食べられるので安いですよね。

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↑7~8分で、チーズがとろりと溶けて焦げ目がついたらできあがり♪ 熱々で、すごく美味しいです!

 ラクレットは茹でたジャガイモと焼いた豚肉が定番の具材ですが、他に何でも好みで加えられるのがいいところ。各種ハムやサラミ、マッシュルーム、パプリカ、魚介など、チーズに合うものならなんでも!

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 各自が好きなものを組み合わせて自分好みに作れるので、鍋というよりは手巻き寿司のようだとも言えますね(笑)。準備に手間もかからず、みんなでワイワイ言いながら食べて盛り上がれるので人が集まるときにぴったりの料理です。

 レストランで食べる料理ではないので旅行中は食べるチャンスがないかもしれませんが(手巻き寿司がお店で食べられないのと同じですね(^^;))、朝市の屋台などではラクレットチーズをパンにのせたものが食べられるところがあるので(⇒参考記事『熱々のとろけたチーズがおいしい!ラクレット』)、チェックしてみてくださいね!

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