クリスマスイブにドイツの家庭で食べられているのは、なんと!
12月24日はクリスマスイブ。ドイツでは、ハイリゲ・アーベント(Heilige Abend)と呼ばれます。
クリスマスツリーを飾りつけて、プレゼントを並べて...、そんな特別な日のドイツ家庭のディナーは、さぞかし豪勢なのだろうと思いますよね?
でも、実際に食べられているのは、なんとこちら!
Kartoffelsalat mit Würstchen カルトッフェルザラート・ミット・ヴルストヒェン
ポテトサラダと茹でたソーセージ!!!という、びっくりするほどシンプルで特別感ゼロな一皿です(笑)!
というか、普段の食事の中でもかなり手軽な(地味な)この組み合わせ。なぜクリスマスイブにあえてこれを食べるのか?というのには諸説あるようですが、約3割のドイツ家庭で毎年12月24日はこのメニューなんだそうですよ。クリスマスらしい豪華な食事は、25日と26日に家族や親戚が集まったときに食べる家庭が多いです。こちらは鴨やガチョウの丸焼きが定番人気。
確かに24日はまだ厳密には「クリスマス前」ですし祝日でもなく(現在はたいてい商店もお昼過ぎには閉まりますが)、仕事をしてからクリスマスに向けて家の中を掃除したり夜に教会に行ったりとバタバタします。食事の準備にまで手が回らないので、さっと食べられるものがよかったのかもしれません。
ちなみに写真のポテトサラダ&ソーセージは、私が書いたガイドブック『ヨーロッパ最大の自由都市 ベルリンへ』で紹介している老舗居酒屋 Möve im Felsenkeller のもの。昔ながらのレシピで手作りされたポテトサラダが絶品なんですよ。通年食べられますので、ベルリンへ来たらぜひ試してみてくださいね!
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