DB(ドイツ鉄道)の列車を利用するときに知っておくと便利なポイント

公開日 : 2016年05月30日
最終更新 :

 ドイツで鉄道の旅をする際、日本とはシステムが違うので知らないとちょっと戸惑ってしまうことがあります。

 今日は、列車の乗車券・座席の指定券はすでに手元にあるという前提で、実際に駅に着いてから電車に乗り込むまでのポイントをお伝えしますね。

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掲示板に、発着列車の時刻表や列車編成表、工事のお知らせなどがまとまっています。

1、まずはホーム(Gleis グライス)の確認!

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掲示板に貼ってある黄色い時刻表で、自分の乗る電車の時間(Zeit ツァイト)・列車名(Zug ツーク)とホーム(Gleis グライス)を確認します。間に小さな文字で書いてあるのは、主な経由駅と到着時間です。

2、ホームに着いたら、乗車位置の確認!

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↑ICやICEは、新幹線のように列車編成が長いので、あらかじめ自分が乗る車両がホームのどのあたりに停車するのかを確認して、そこで待っている必要があります。

 ここでややこしいのが、日本だったら例えば10両編成の列車なら、車両の番号は1番から10番までとなりますが。ドイツでは、車両番号が「272~284号車」とか「21~34号車」とかになっていて、「一体どこに立って待っていればいいの?」と思うわけです。

 それを解決するためにあるのが、こちらの列車編成表。

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 ホーム内は、ざっくりとA、B、C... とアルファベットでセクター分けされていて、上の図だと、今自分がいるのは赤丸がついているCセクターのあたりだということ。で、各列車ごとに、どのセクターに何番車両が停車するのかというのが図解してあるので、これを見てホーム内を移動します。

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↑ここは、Gleis8(8番ホーム)のCセクターですよ、という表示。

3、そして乗車!

 これで大体の乗車位置はわかりましたので、あとは列車が到着したら、扉近くに車両番号が表示されているので、それを確認して乗り込みます。あ、扉は自分でボタンを押すなどして開けないと、自動では開きませんので気を付けてくださいね。

 と、ここに書いたのはあくまで「すべて予定通りに列車が到着した場合」のことで、わりと頻繁に「ホームが直前になって変更」「車両の前後が逆になって到着」等の予期せぬトラブルが起こりますので(^^;)、常にアナウンスに耳をすまし、わからなければ周りの人にも聞きながら、乗り損ねないように注意してください。

 あと、運行時間の正確さについてですが、ドイツといえども日本ほどの正確さは求められません。様々な理由で電車はしょっちゅう遅れますので(数分~1時間くらいまで、遅れ幅も様々)、そのつもりで予定を組むことが重要です!

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