地元発祥の甘~いスイーツ「マイソール・パク(Mysore Pak)」

公開日 : 2017年11月08日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

インドのスイーツは、はっきり言って日本人にとって甘すぎるものが多い。ものすごく辛い食事の後は、ものすごく甘いスイーツ。どうしても口の中を中和させたい時は、少しだけつまんで、チャイやコーヒーを飲むと口の中が落ち着くものだ。

インド、カルナタカ州には「マイソール・パク(Mysore Pak)」というこの土地発祥のスイーツがある。

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マイソールは、カルナタカ州の昔の都。パクは、カンナダ語で甘いの意味を表します。これは伝統的に南インドの結婚式やその他の祭典で提供され、ベビーシャワーでも非常に人気があるそうだ。と言ってもスイーツショップには年中出ている。

今回は、ベンガルール北部のビジャプーラで1950から3代に渡って「マイソール・パク」などのスイーツを作り続けているRaoさん宅で作り方を見せてもらった。

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まず、「マイソール・パク」の材料は、とてもシンプルでベサンパウダー(ひよこ豆をひいて作った粉)

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砂糖とギー(牛のミルクから取れる油)

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そしてこの製造元では隠し味にカルダモンの粉を入れる。

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作り方は簡単で、まずギーを沸騰させ、その中にベサンパウダーと砂糖、カルダモンの粉を入れる。

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それを混ぜ合わせ

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最後は型に流し入れ油を切って固まれば出来上がり。

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これを羊羹のように四角く切って、表面にピスタチオを散らしたりする。

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防腐剤は入れてないので、冷蔵庫でおよそ1カ月はもつようだ。

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これを一口分でRs20。1kgでRs500で販売している。日本の何に近いかと言われたら、パサパサしたスイートポテトとしか表現できないが、インドのスイーツの中でも日本人は食べられる方だと思う。

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