女性を魅了する「ブロックプリントの世界」
インドで魅力的だと思う文化の一つが布の世界。特にラジャスタンやグジャラートを中心に古くから伝わる「ブロックプリント」の世界は一度は誰もがはまってしまう。
ジャイプールに本社を置き衣類やキッチンファブリック、ベッドリネンが人気のAnokhiやSomaと言ったブランドはインド主要都市に店があり、インド出張が入ればその人に買ってきてと託すほどの人気。もちろん、日本で買うよりも安いのが魅力。そんなブロックプリントを自分で体験できる場所がここにある。
1977年から始まったベンガルールで最も大きなブロックプリントの工房「Tharangini」。
昔は、ベンガルールにも小さな工房があったが経営難により減っていったそうだ。
通常は、国内や海外から受注したテキスタイルを制作しているが、事前に予約すればワークショップも受け付けてくれる。ワークショップは、不定期に行っているため交渉が必要。10人から催行。因みにワークショップにかかる材料費や参加費は一部NGOに寄付されている。
版木を使って布に柄を押していくブロックプリントは、古代インドの伝統的なテキスタイルの1つ。ブロックプリントの制作は、紀元後220年頃インドや中国で始まったとされていて、その当時は自然からとれた色を使って紙や布に押していた。この工房でも昔ながらの製法を守り続け材料は全てエコフレンドリー。12世紀には、マハラジャの保護を受けながらその制作方法も発展し、木綿に押されたブロックプリントは特にラジャスタン、グジャラートで盛んになり、やがてインドで全土に広がった。ベンガルールのあるカルナタカ州は、シルクの産地としても有名で、そのシルクにブロックプリントするのがこの地方独特。
有名ブランドから委託された仕事もここで受注され海外へも輸出している。
2時間のワークショップに参加してみる。
●ブロックプリントの現場を見学。
実際の商品に版を押す職人を見てブロックプリントの作り方を研究。
職人は、5年~6年間毎日版を押し体でその感覚を覚えていく。
職人は、忍耐強く、目が良いことが条件。
刺繍と組み合わせるとデザインのイメージがグッと変わる。
●版木と色。
ブロックプリントに使われる版木は、チーク材。ブロックは、繰り返し洗って使うため伸縮しない堅い木が使われる。
●版を押すポイント
インクを付ける時は、強く押し過ぎないように。この調整が難しい。弱すぎてもかすれの原因に。作品によっては版木ごとに色を変える。アウトラインからはみ出さないよう集中。同じ版木を繋げていくデザインは、つなぎ目をいかに分からないようにするかがポイント。
来月の10月10日(土)午前10時から午後1時まで工房主催のブロックプリントの体験が行われる。
参加費: Rs. 1900
参加条件:For adults and young adults 12+ yrs
Email:tharangini.office@gmail.com
電話:23614081/99020 35099
場所:12th Cross Road Sadashivnagar Bangalore 560080
ホームページ:www.tharanginistudios.com
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