「これでもかガネーシャ」

公開日 : 2015年08月12日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

ヒンズー教の神様で人気のガネーシャ。シバ神と妻ガウリの息子で、身体は人間の形をし顔は象。商売の神様としても人気だ。

そんなガネーシャを祀るお祭り「Vara Sidhi Vinayaka」が、今年は9月17日に行われる。

単にガネーシャフェスティバルと呼んでいるが、ローカルの人は上記のようにこのお祭りを呼んでいる。お祭りの3日~21日前に人々は事前に用意したガネーシャの母ガウリを自宅で祀り、その後泥で作られたガネーシャと対面させる。

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(去年の写真引用)

そして、祭りの当日願いを込めながらガネーシャを湖などに沈め、次の年にはまた新たなガネーシャを購入してこの儀式を行う。

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(去年の写真引用)

そのガネーシャを作る職人が、コルカタから来ていて期間限定で店を開いていた。

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彼らは、祭りの3か月前からこの地に来てテントの中で生活しながら、朝から晩までガネーシャをつくり続け、お祭りが終われば店をたたんでコルカタに戻ると話していた。

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材料となる粘土や麻や藁もコルカタから持ってきているという。

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取材に行った時は、入り口でオーダーされたガネーシャのオブジェを作っていた。高さ3メートルくらいある迫力ある作品だった。

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粘土には、麻を練り込み、部分によっては藁も練り込む。

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そして、写真などを見ながら自分がイメージしたガネーシャを作り上げていく。

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大きいサイズ(2メートルから3メートル)で15日程かかり値段はRs 30,000~45,000する。日本円で言うと6万円~9万円。デザインも豊富でガネーシャ単独というよりも何かと組み合わせたデザインがこの店では多かった。

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まさに芸術作品。三十三間堂の千手観音を見ているような迫力さえ感じられた。

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これを最後は水に流してしまうなんてもったいない!

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ベテランの職人で10年の経験、ベテランの職人が教えながら学んでいるアシスタントで5年くらいの経験は必要だという。

「あと、10日したら色を塗るからまた見においで。」と言ってくれた。

完成品は、また次回投稿することにする。

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