【ココナッツを頭で割る奇祭】~DODDA DYAVARA JATHRE~

公開日 : 2015年05月11日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

4月27日から5月1日にかけて、ベンガルールからおよそ南東70キロ離れたカルナタカ州コーラール市のキールコテという村で、5年あるいは10年に1度しか行われない奇祭が行われた。

村の人は、1か月前から家の大掃除をしさらにペンキを塗り、ノンベジフードしか口にしてはいけない。

DODDA DYAVARA JATHRE(ドッダ デーワラ ジャットレ)は、シヴァ神のお祭りで

祭りではシヴァ神に化けたヴィラガセが町を練り歩く。

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タイトルにも書いた「ココナッツを頭で割る奇祭」

その儀式に出る者は、村のコミッティーメンバーから指名される。その数10~15人。

当日、選ばれし者は、まず鞭でひたすら叩かれ、

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次に頭の上でココナッツを割られる。

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それも16~32個。過去には、100個に挑戦した者もいたとか。

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司祭も呆れて「もういいだろう。」と止めにかかるほど、やり出すと止まらないらしい。

お祭りの意味は、もちろん厄除けや幸せを願うものだが、それをココナッツが頭で割られる瞬間に込めなければならないという。

先日、日本に住む友人から「ココナッツを買ったけど包丁で割れない!」と相談を受けたので、

このお祭りの写真を送ったところ「え~凄すぎる!どんだけ石頭なのインド人。」と爆笑していた。

そしてココナッツが割れると、事前に頭に振りかけてあったターメリックがココナッツの果汁と一緒に流れ落ち全身が黄色に染まる。

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「どうせ、ココナッツに切り込みが入ってるんでしょ!」と聞いても「No」と答えるインド人。

次にこのお祭りが行われるには2024年。何故か9年後。

これも村のコミッティーで決めるとか。本当にアバウトである。

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