【アカンベーで魔除け効果あり?】~Drishiti Bombe~

公開日 : 2015年03月03日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

インドには、魔除けとなるものがたくさんあるような気がします。生まれてから4~5歳までの子供の顔に描く魔除け「カジュール」そして店頭や自宅玄関に吊るす「ニンブーミルチ」

カジュールは、顔の2カ所(眉の間と髪の毛の生え際や頬)にドットを描き、悪魔が子供の目を直接見ないよう回避させる為のポイントだそうです。

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インドの子供は、ほくろが多いなと思っていたらそうではありませんでした。

「ニンブーミルチ」は、ライムと唐辛子に紐を通して吊り下げ、ライムの酸味と唐辛子の辛さで悪魔の目を傷めつけ、遠ざけるための魔除けだそうです。

週に1度制作し、1週間の効果があるようチリを7つ吊るす人もいます。店先や玄関に飾ります。

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ここ、ベンガルールでは赤鬼のような顔をした

「Drishti Bombe」という魔除けをよく見かけます。

Bombeとは、カンナダ語で人形という意味です。

これは、新築の家などに飾られ、それに嫉妬する悪魔の目線を遠ざける効果があるとか。

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このお面は、意外にも町中の道路脇で売られています。

値段は、サイズによってまちまち。一番小さなものでRs150一番大きなものでRs450。

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通りかかったお店の裏で、ここで生活しながらお面を制作している人がいたので中の様子を見せてもらいました。

①材料となる石膏を水で練り、型に流し込んで乾燥をさせる。

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③全体を赤く塗り更に細かい部分も描いていく。

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④1週間乾燥させたら出来上がり。

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配達方法も原始的でちょっと笑えます。

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この魔除けが何なのかインド人を捕まえては聞いてみましたが、カンナダ語を母国語としない人は異なる名称で答えるし、北インド出身の人は知らないと言うし、しっかり答えてくれたのはベンガローリアンだけでした。

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