入植時代にタイムスリップ?!鍛冶屋さん、ブラックスミスの見学です。

公開日 : 2014年07月08日
最終更新 :

こんにちは、バロッサ特派員のヴァンダズワン愛です。

現代のように車社会になる前は馬が馬車を引いていたんですよね。

バロッサにヨーロッパからの移民が入ってきた入植時代もそうでした。

街には何軒もの鍛冶屋さん、ブラック・スミスが建っていたそうです。

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今でも、そのうちの一軒のみがアンガストンのメインストリートに残っております。

1873年にジョン・ドッドブリッジさんによって開かれました。

3代のドッドブリッジ家に引き継がれ、今でも鍛冶屋の機能を維持し、

保存されている貴重な建物です。

ボランティアによって週末のみ一般公開されております。

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ラッキーなことに本物の鍛冶屋さんが作業をしておりました。

彼はどちらかというとアーティスト、作品を作っているそうです。

ボランティアの方に「どちらからいらっしゃいました?」と聞かれ、

ピューズィー・ベールです(地元ですけどね)と答えて、

そこから色々と話に花が咲きました・・・。

そして、もちろん、このブラック・スミスの歴史についても

お話して下さいました。

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例えば、この写真は何だと思いますか?

ハンドルとなる部分です。

そういえばうちの薪ストーブのハンドルの形に似ています。

6本の鉄を一つに溶接しているんですね。

なるほどぉ~~~、私は最初にこれを見た時には

一つを6つに割るのかと思っていました。

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こちらは薪を割る斧です。

こちらは二枚の鉄を一つに溶接しているのだそうです。

ほぉ~~~、勉強になりました。

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ブラックスミス、鍛冶屋さんはいわゆる「街のなんでも屋さん」、

色々と便利な道具を作ってくれたり、修理してくれたり

大切な役割を果たしていたんですね。

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こちらは鍛冶屋さんの主要な仕事であったであろう

馬の蹄鉄です。

馬の種類によって、蹄鉄も違うものなのですね。

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そして、馬が引いていた馬車の車輪、木製ですが

それだけだとすぐに摩耗してしまいますので

一番外側には鉄の輪がついており、今でいうタイヤの

役割を果たしていたんですね。

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その車輪を作っていたのが当時の鍛冶屋さんの兄弟、

(兄か弟かは定かでありません)。

兄弟で仲良く、ひとつの建物の中で日々働いていたのでしょう。

ワインティスティング、あるいはお買い物の合間に

ちょっとバロッサの歴史に触れてみるのも良いかもしれません。

私にはとても興味深かったです。

ブラックスミス・ショップ

The Blacksmith Shop

住所: 19 Murray Street, Angaston

営業時間: 土曜日と日曜日、祝日 午後1時から4時まで

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