サンパウ病院でのコンサート
バルセロナでは毎年7月に、Bachcelona というコンサートがあちこちの会場で1週間催されますが、BachとBarcelonaを組み合わせた名前の通り、バッハを中心に14の古典音楽のコンサートがあるのです。
今年はドメネク・イ・ムンタネル設計(1905年)のサンパウ病院のホールで、オランダ在住でヨーロッパを拠点に古楽器奏法と現代音楽の双方で活躍している若手ヴァイオリニストの佐藤俊介氏のリサイタルを聞きました。
サンパウ病院の門。こちらから入ります。
堂々たるサンパウ病院
内部も素敵です。
こちらが会場のホール。100席あまり。
曲目は
N.Mattheis(1670-1713) Passaggio rotto
J.S.Bach (1685-1750) Sonata No.2 for violin solo BWV1003
Adagio Fuga Siciliana Presto
J.P.von Westhoff(1656-1705) Suite No.4 in do major
Alemande Courante Sarabande Gigue
F.W.Rust (1739-1796) Extractes de la Sonata No.1 en do minor
Grave Gigue Ciacconne Gique
J.S.Bach (1685-1750) Ciaconne from Partita No.2 en do menor BWV1004
1時間、休みなく一気に弾いてくれました。
初めの旋律が流れ出したときは、もう雷に打たれた気分。体に戦慄が走りました。
それは澄んだ美しい音で、バッハの無伴奏ソナタを弾いたときは、震えてしまいました。
私は今までどのくらい、このバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータに感動してきたことか。
お気に入りはグリュミオーだったのですが、佐藤さんの解釈もとても素晴らしくて、彼がCD出したら買いたいと思いました。
ちょっと遠くだったので、うまく撮れなかったけれど。
本当に満たされた気分でホールを出ました。
会場も素敵だったし、リサイタルも本当に素敵でした。
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