超高層ビルにある「マハナコン・スカイウォーク」の魅力、楽しみ方

公開日 : 2022年01月13日
最終更新 :
筆者 : Taeko

皆さま、サワディーカー。

昨年12月1日から大変涼しい日が2週間程続きましたが、それ以降じわじわと日差しが強くなり、暑さを感じるようになってきたタイ・バンコクです。とはいえ気候的にはまだまだタイの観光ベストシーズンだと感じられる快適さがあります。

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12月上旬、現在タイで2番目に高い建物「キングパワーマハナコン(King Power MahaNakhon)」※内にある「マハナコン・スカイウォーク」へ初めて行ってきました。展望台&ルーフトップバーとしてはタイで最も高い場所になります。見聞きしていた以上に楽しいスポットでしたので紹介します。

※キングパワーマハナコン(高さ314m)は、2016年に完成した超高層ビルで、2018年11月に、新商業施設アイコンサイアムのレジデンス「マグノリアス・ウォーターフロント・レジデンス・アイコンサイアム(Magnolias Waterfront Residences Iconsiam)」(高さ318m)が完成するまで、タイで最も高い建物でした。

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△マハナコン・スカイウォークから見たマグノリアス・ウォーターフロント・レジデンス・アイコンサイアムとその周辺の眺め。

■マハナコン・スカイウォークの入口

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最初、マハナコン・スカイウォークのある建物の入口が分からなくて迷子になりかけましたが、上の写真の入口から入れば大丈夫です。(なぜか、「スカイウォーク」と言っても別の単語に聞こえるようで、スタッフのタイ人の方に言っても通じないことがわりと多いのですが、スカイウォークの写真を見せると分かってもらえました)。

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入口に入るとすぐに受付があります。受付でチケットを購入します。事前にバウチャーなどを購入した場合は、それを見せてチケットを受け取ります。

■手荷物検査及び禁止事項(持ち込み禁止物情報含)

受付を終えたらすぐに手荷物検査があります。セキュリティー上の理由により、持ち込み禁止になっているものはここで預けることになりますので、事前に、公式ウェブサイト(https://kingpowermahanakhon.co.th/safety-and-guideline-policy/)で確認しておくことをおすすめします。

禁止事項がありますので、いくつか紹介します。

・全館禁煙

・ペット同伴禁止(盲導犬を除く)

・12才以下の子どもには、20才以上の大人の付き添いが必要

公式ウェブサイトで表記を見つけることはできませんでしたが、飲み物や食べ物も持ち込めないと聞いています。

そのほか、レーザーポインター、花火、尖った物、ライター、三脚及び一脚、マジックペン、スプレー式塗料、噴射器、ガラス瓶、ナイフ、銃器、銃弾、化学兵器、催涙スプレー等の危険物、楽器、ハンドルや車輪を含め、3辺の長さ22cmx35cmx56cm以上の大きな荷物は持ち込めないことになっています。

ビデオカメラ、レコード器具、三脚、ライティングなどの専門的な撮影機材は、事前の承認なく、持ち込み禁止です。私が持っていた三脚は、持ち込みには1800Bと言われましたが、入口に無料のロッカーがあり預け入れが可能でした。ただし観光客が増えるとロッカーが足りなくなる場合もあるかもしれないので、その点ご注意ください。

■写真撮影サービス(1セット400バーツ)

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手荷物検査後すぐ写真撮影があります。カメラマンさんに3回程ポーズをとるよう誘導されます。各ポーズに異なる背景が付いた写真が作られることになります。(撮影時のみ、マスクは外すよう促されます)

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写真を購入すると、キーリングやマグネットにして使えるようミニサイズの写真もついていました。本のしおりとしても使えそうだなと思います。また、QRコードを読み込むと写真のデータも入手できます。とてもクオリティーの高い写真が出来上がっていましたので、この写真セット(1セット400バーツ)はお得だと思いました。

展望台から降りてきた時にチケットを見せると、できあがった写真を見せてもらえるのでその際に購入するかしないか決めることもできます。

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2021年1月11日に再訪した時は、チケットとセットになったお得なプラン(平日750バーツ、休日:1000バーツ)などの販売もありました(コラボ販売は、期間限定かもしれませんので、予めご了承ください)。

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■カッコイイ壁と楽しいエレベーター

写真撮影の後、エレベーター(Multimedia Elevators)で74階へ向かいます。エレベーターに向かう途中の壁(Digital Walls)がとても綺麗なので、ぜひ、見て楽しんでくださいね。

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エレベーター内では、50秒間壁にデジタル映像が表示されて別のところに旅行へ行った気分になれました。あっという間の50秒なので記録に残したい方は事前にスマートフォンで写真や動画を撮る準備をしておくとよいと思います。

上りも下りも映像があったという人もいれば、両方ともなかったという人もいます。私の時は上りの時だけ映像がありました。下りの時は人もいっぱいで、真っ暗だったので、時間帯や状況によっては映像がないのかもしれません。

■マハナコンタワー74階の屋内展望台とお土産コーナー

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74階には、ガラスの壁越しですが、360度見渡すことのできる屋内展望台があります。冷房が効いていて、とても心地よい空間です。イスも少しですがありますので、78階にある屋外の展望台が暑いと感じる場合、74階に涼みにくるのもよさそうです。

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また、74階の天井には、自分たちの姿が映し出されるようになっているのも面白かったので、ぜひ天井も眺めてくださいね!

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さらに、マハナコンならではの洗練されたお土産コーナーがあり、オフィスワークなどで使える実用的なものがあり、個人的にはとても気に入りました。帰宅後、公式ウェブサイト(https://kingpowermahanakhon.co.th/skywalk/)を見ていたら、4階のほうにより大きなお土産コーナーと免税店があるという情報がありましたが、2022年1月11日に確認しに行ったら現在4階は閉まっているとのことでした。

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12月に訪問した際、74階のお土産は、最後に購入しようと思っていたのですが、帰りは閉まっていたのか、忘れたまま、帰宅してしまいましたので、もし、これはほしい! と思う商品があれば、見た時に購入しておいたほうがよいかもしれません。または、閉店時間を確認しておくとよいと思います。

■74階から78階間の移動はエレベーターまたは階段

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74階~78階間の移動は、Hydraulic Glass Liftと呼ばれるエレベーターまたは階段を利用します。私は上下共にエレベーターを利用しました。夜は、エレベーターに結構な行列ができていましたので、次の予定のある方は時間に余裕をもって行動したほうがよさそうです。

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■78階の屋外展望台とガラス張りエリアとルーフトップバー

さらに、エレベーターをのぼると、78階の屋外展望エリアがあります! わりと高めの壁がありますが、透明なのでそばに近寄ると足がすくむほどの迫力がありました。

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座席はわりとたくさんあり、明るい時間帯は選び放題でした。

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□明るい時間帯もおすすめ!

2021年12月上旬、私は今回15:00過ぎに到着したのですが、ほとんど人がいなくて経営が大丈夫か心配になるほどでした。しかし、日没の時間帯にはたくさんの人が集まってきて歩くのもやっとなくらいで写真を撮ろうと思っても背後や横に人が入り込んでしまうような状況でした。また暗くなるとスマートフォンでもあまり綺麗に撮れなかったので、写真は人が少なく明るい時間帯に撮っておくとよいと思います。

□さまざまな観光地を俯瞰で眺められる!

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マハナコン・スカイウォークからは、アイコンサイアムやタイで最も高いマグノリアス・ウォーターフロント・レジデンス・アイコンサイアム、私がタイに来た2011年時点で1番高かった(現在は4番目に高い)バイヨークスカイタワー(Baiyoke Tower、304m)なども見えました。名所や自分の滞在している所を探すのも楽しいかもしれませんね。

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季節によって変化すると思いますが、日の入り前後、おおよそ17:30過ぎから18:00頃は夕焼けが大変美しく、この世のものとは思えないくらい真っ赤な空になりました。参考までにインスタグラムにも投稿した、自身のスマートフォンで撮影した写真をリンクしておきます。

▽スマートフォンで撮影した写真(写真2枚、動画1枚)

▽フルサイズのミラーレスで撮影した写真(1枚)

□スリル満点!?のガラス張りエリア

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78階には地上から高さ310mに位置するガラス張りのエリアもあります。ガラスの上に立って鳥の目線で町の風景を楽しむことができます。ガラスの上を歩く際は靴をカバーする布を装着する必要があります。また安全のため荷物の持ち込みは禁止されているため、携帯電話も持ち込めません。近くのラックに置くか、同伴者に預かってもらうことになります。

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とても怖くて歩けない、立てないという声をよく耳にしますが、高所恐怖症の私でも歩くことはできました。記念に夫に動画を撮ってもらいました。インスタグラムに投稿済みなのでよかったらご覧ください。

□ドリンクと軽食もあり

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訪問時、涼しくて夫も私も全く喉が乾かなかったので何も飲食せずに過ごしましたが、ドリンクや軽食も楽しめます。

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■食堂やレストランも充実

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私は利用しなかったのですが、マハナコンスカイウォークのある建物の隣のマハナコンキューブ(Mahanakhon CUBE)の建物内には「THAI TASTE」という食堂があります。お手ごろな値段で味もよいとのことなので、次回来る機会があれば利用してお伝えしたいと思っています。また、マハナコンキューブのほうには高級そうなケーキを取り扱うカフェもありました。

■チケット情報

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今後もずっと同じプロモーションをしているかは分かりませんが、現地で「THAI TASTE」での食事クーポン付チケットや写真付チケットなどコラボ販売がありました。このほか旅行代理店など(例えば、https://his-bkk.com/activities/mahanakorn-skywalk/)で事前にチケットを購入することも可能です。ルーフトップバーでのワンドリンクがついたチケットや、チケットのみの購入でも現地で購入するより金額的に少しお得な場合があるようです。

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支払い方法もさまざまなので、ご自身にとって便利なものや好みのプランのものを選ぶとよいかと思います。

私は以前、百貨店内で開催されていた旅行フェアで平日でも休日でも利用できるというバウチャーを490バーツ(ドリンクなし)で購入し、週末利用しました。現地では全く飲食せず別途写真を1セット(400B)のみ購入したので、夫婦2人で合計1380B(1人あたり690B)使ったことになります。

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なお、入場チケットは、最後に、購入するかどうか聞かれる写真を確認するために必要になりますし、一旦、下に降りてきて、また入る時に必要になりますので、捨てずに置いておいておきましょう。

■マハナコン・スカイウォーク(Mahanakhon SkyWalk)の情報

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チケット代: 大人平日530バーツ、休日880バーツ、子ども250バーツ(2021年1月11日時点)

営業時間: 10:00~24:00(最終入場23:30)※Mahanakhon Rooftop Barは19:00~24:00

電話: (66) 2 677 8721 (9:00~18:00)

住所: 114 Narathiwas Road, Silom, Bangrak, Bangkok, 10500, Thailand(タイ語:114 ถนน นราธิวาสราชนครินทร์ แขวง สีลม เขต บางรัก กรุงเทพมหานคร 10500)

アクセス: BTSチョンノンシー(Chong Nonsi)駅3番出口からすぐ。観光客の方は、電車でアクセスするのが分かりやすいと思いますが、タクシーや車で行くこともできます。マハナコンスカイウォーク利用者は4時間まで駐車場無料(受付で、駐車券を渡して、手続きしてもらいましょう)。

公式ウェブサイト https://kingpowermahanakhon.co.th/skywalk/

■最後に

以上、マハナコン・スカイウォークについての最新情報とその魅力と楽しみ方について紹介しましたが、いかがでしたか。ドレスのような服装で来ている女性もわりと多く、写真を撮っている人で大変賑わっていました。現在タイにおいても新型コロナウイルスの新規感染者が多くなっています。お出かけの際には、マスク着用、アルコール消毒等、感染対策を徹底しくれぐれもお気をつけください。また観光地では、貴重品もしっかりと管理するようにしましょう。それでは皆さま、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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