タイ王国バンコク都内の寺院観光 ~天井画の美しい寺院「ワットパクナム」※アクセス追記

公開日 : 2019年05月12日
最終更新 :
筆者 : Taeko

2019年5月12日作成、2020年10月28日更新。アクセス方法を追記しました。

皆さま、サワディーカー。

picture442.JPG

タイ王国のバンコク寺院観光と言えば、寺院「ワット・アルン」、「ワット・ポー」、そして、「ワット・プラケオ」が有名です。先日、黄金の仏像で有名な「ワット・トライミット」をこちらの記事でご紹介しました。今回は、天井画が美しく、インスタ映えすると話題の「ワット・パクナム・パシーチャルン、タイ語表記:วัดปากน้ำภาษีเจริญ:Wat Paknam Phasi Charoen」をご紹介したいと思います。

通称「ワットパクナム」または「ワットパクナーム」の「ワット」は「寺院」、「パクナ(-)ム」は「河口」なので、直訳すると、「河口の寺院」です。名前の通り、寺院の周辺には、アユタヤ王朝時代の運河も残っているのだそう。このタイのお寺「ワットパクナム」は、日本の千葉県成田市に、「ワットパクナム日本別院」(サイトはこちら)もあります。タイのバンコクにある「ワットパクナム」は、ラマ9世と王妃様の生誕72年を祝って作られた仏教寺院で、たくさんのタイ人の方々が熱心に参拝している姿が印象的な寺院でもあります。

picture441.JPG

日本人の間で話題にのぼっているのが、「ワットパクナム」の境内にある、高さ80メートルの白い大仏塔。先端には、100kgの金塊で作られた宝珠が飾られ、全て大理石で作られているのだそう。その大仏塔の5階にある美しいエメラルド色の仏塔(仏舎利奉安塔)と天井に描かれた仏伝図(仏画)を一目見ようと、日本人観光客や在住日本人が多く参拝に来ています。仏舎利奉安塔の土台にはガラスでできた80頭の竜王があり、まるで別世界に来たような気分になります。

「ワットパクナム」の敷地は広いので、大仏塔の場所が分からない場合は、写真を見せると場所を教えてもらえるでしょう。事前に、大仏塔の場所を把握できていなかった私はそうしました...(;'∀')。塔内部は博物館で、靴を脱がなくてはなりません。1階から3階には仏教の美術品があり、2階は赤い絨毯が敷かれたセレモニーホール、3階は博物館、4階はタイ仏教会の重鎮である故ルアンポーソッド氏のメモリアルホールになっています。

日本人から注目を集めている理由の一つに、ここは、今の所、外国人の私達(観光客含)でも、無料で参拝できるということも関係しているでしょう。

ただ、最近、一つ残念なことに、大仏塔の5階での日本人の撮影のあり方が問題視されているようです。残念ながら、ここに限らず、私も含め、当事者は気付いていないことも少なくなさそうですが、周りに、失礼な行動にならないようより一層意識したほうがよいでしょう。SNSの普及により、フォトジェニックを求める写真も、タイの観光地の魅力を伝えるひとつであるのに、一部では避難の対象になっていそうで残念ですね。

また、「ワットパクナム」訪問時は、徒歩5分程度の距離に位置するワットクンジャン(Wat Khun Chan)へも合わせて訪問するのも人気です。タイでは、1日の内に9か所の寺院を巡ると縁起が良いと言われており、機会があれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

タイ王国バンコク都内にある「ワット・パクナム・パシーチャルン、タイ語表記:วัดปากน้ำภาษีเจริญ:Wat Paknam Phasi Charoen」の情報

住所 300 Thanon(=street), Ratchamongkhon Prasat Alley, Khwaeng Pak Khlong Phasi Charoen, Khet Phasi Charoen, Krung Thep Maha Nakhon 10160, Thailand.

タイ語:300 ถนน ซอย รัชมงคลประสาธน์ แขวง ปากคลองภาษีเจริญ เขต ภาษีเจริญ กรุงเทพมหานคร 10160

Google Mapはこちら

拝観時間 8:00〜18:00

料金 無料

アクセス 1)2019年末にMRT(地下鉄)が延伸し、最寄り駅がバーンパイ(Bang Phai)駅になり、徒歩約9分で行けるようになりました。以前紹介していた最寄り駅はBTSウタカート(Wutthakat)駅またはBTSタラートプルー(Talat Phlu)駅で、下車後徒歩約20分~30分。タクシー※で約5分。2)タラートプルー駅の2番出口及び3番出口からは、赤い乗合トラックのような乗り物「ソンテウ」でアクセスすることが可能です(15分おきに出発、所要時間約10分、7バーツ)。乗車前に、運転手さんに、念のため、「チャパイ ワットパクナームマイ(カ)?」と確認すると、降りる時に、自分で下車の合図となるボタン等を押さなくてよいことが多く、便利です。帰りは、寺院近くのコンビニエンスストア「セブンイレブン(タイ語:セブン)」前で待っていると、ソンテウが来るようです。セブンイレブンの場所が分からない場合は、「セブン ユーティーナイ(カ)?」、BTSタラートプルー駅まで歩いていく場合、駅の場所が分からない場合は、「BTSタラートプルー ユーティーナイ(カ)?」と聞くとよいでしょう。3)例えば、滞在先がBTSアソーク駅近で、「ワットパクナム」まで直接タクシー※で向かうと、約30分。BTSの運賃だけで、現在片道59バーツかかるので、午前中、3人以上で行く場合は、滞在先からタクシー※で行くほうが快適でお得なのではないかと思います。ただ、観光客の方だけで移動する場合、滞在エリアにもよりますが、メーターを起動させてもらえないことが多いようなので、公共交通機関(BTS+徒歩、BTS+ソンテウ)で移動するか、「ワットパクナム」を含む観光ツアーに参加するのもよいかもしれませんね。

※現在、タクシーがメーターを使わないことは違法になっています。乗車エリアや時期、運転手に寄りますが、日本人が多く暮らしているスクンビット地区(主に、BTSアソーク駅~エカマイ駅)から乗車する場合、「チュアイ チャイ ミトゥー ノイ ダイマイカ?(=メーターを使っていただけますか?)」と乗車前に確認すると、通常、メーターを起動させてもらえるでしょう。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。