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タイ王国の世界遺産 ~バーンチエン遺跡(バン・チアンの古代遺跡)@ウドーンターニー県

カテゴリー:文化・芸術・美術 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年2月18日

皆さま、おはようございます。


タイ王国ウドンターニー県への1泊2日の旅行では、前回の記事 でご紹介しました「赤い睡蓮の海」へ2回訪問した他、ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡である「バーンチエン遺跡/バン・チアンの古代遺跡(英語:Ban Chiang Archaeological Site、タイ語:แหล่งโบราณคดีบ้านเชียง)」へ行ってきました。タイには、3カ所の世界文化遺産があり、その内、過去に訪問した2カ所「古都アユタヤ」と「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」はとても感慨深い観光地だったので、3カ所目となるバーンチエン遺跡への訪問もとても楽しみにしていました。

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バーンチエン遺跡は、1966年に発見され、赤く塗装された魅力的な陶器として広く知られることになり、1967年から、アメリカとタイによって、本格的な調査が行われるようになり、1992年にユネスコの世界文化遺産に登録された遺跡です。バーンチエン遺跡では、土器や動物の骨等が発見されており、東南アジアで発見された、重要な有史以前の人類の居住跡だと考えられています。人類の文化、社会、科学の進化において重要な過程を示すもので、この遺跡の発見によって、その地域の農耕、金属類の生産や利用に関する最古の証拠が示されることになり、注目を集めています。


今回、バーンチエン遺跡を理解するため、発掘現場と出土品が展示されている博物館を見てきましたので、簡単にご紹介したいと思います。


●ポーシーナイ寺院(タイ語:วัดโพธิ์ศรีใน แหล่งอารยธรรมบ้านเชียง、Wat Pho Si Nai、ワットポーシーナイ)の境内にある発掘跡 

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ポーシーナイ寺院の境内には、バーンチエン遺跡の発掘跡があります。死体と一緒に埋葬されていた土器が発見された所です。


現地にある説明ボード(タイ語及び英語のみ)によると、このポーシーナイ寺院は、1847年に設立された寺院で、もともとは、ナイ寺院(Wat Nai:ワットナイ)という名前でしたが、西へ200m移動した現在の位置へ移転した際、たくさんのBodhi(Pho)という樹木※があったことから、現在の名前に改名されました。1972年に、ここでの発掘が許可されることになり、後に博物館化されるようになりました。1972年以降の発掘現場の中で最も重要な発掘現場の一つとのこと。


また、実際、現地で目にする土器のいくつかには、独特の渦のような幾何学模様があり、現代に生きる私も、その模様がとてもかわいい、と感じるものですが、ヘタマイトの土壌とミューシレージを合わせた色素を用いて、職人が描いたもので、この模様は自然への気付きに由来しているものなのだそう。


※インドボダイジュのことでしょう。Wikipediaによると、仏教三大聖樹の一つで、釈迦がその下で悟りを開いたとされる樹木で、現在も、寺院の周りにありました。


住所 Ban Chiang, Nong Han District, Udon Thani, 41130, Thailand

開館日時 9時~18時(無休)

入場料 150バーツ(=約529円。外国人)、30バーツ(=約106円。タイ人)※バーンチエン国立博物館と共通


●バーンチエン国立博物館(英語表記:Ban Chiang National Museum、タイ語表記:พิพิธภัณฑสถานแห่งชาติบ้านเชียง)

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続いて、ポーシーナイ寺院から約1km離れた所に、バーンチエン国立博物館があります。1975年に設立され、1981年からポーシーナイ寺院と共に公開されるようになり、古代の遺産を保存し、展示する場所となっています。博物館では、5600年程前から存在していたと考えられているバーンチエンのコミュニティーで使われていたのではないかとされる古代の道具、家庭用品、工芸品、陶器等を鑑賞することができます。


一つ印象に残った展示物を挙げると、展示物の中に、小さいながらも、見事な、焼成粘土のローラーの展示があります。これは、バーンチエンにおいて、ローラーを用いて布のペイントが行われていたのではないかと推測されているものなのですが、ペイントされた布が発見されていないため、推測にしかすぎない、とのこと。実際、一体、何に用いられていたのか、気になる所です。


両スポットともに、説明文(タイ語と英語のみ)が多かったです。パンフレットが見当たらなかったですし、フラッシュ撮影は禁止されていますが、撮影可能だったので、気になるところは、メモ代わりに、説明文を写メで撮っておくとよいかもしれませんね。


なお、私達が訪問した2019年2月9日は、館内への入場が無料でした(2019年2月8日~2月10日の期間、タイの世界遺産を旅行しよう!というようなことが書かれた旗が現地にありましたので、おそらく、期間中、無料だったのでしょう)。通常、チケットは、上記で紹介しましたポーシーナイ寺院境内の発掘跡と共通なので、同日に合わせて訪問するのがお薦めです。ただし、開館日が異なるので、気を付けましょう。


住所 Ban Chiang, Nong Han, Udon Thani, 41130, Thailand

開館日時 水曜日~日曜日 9:00~16:00(月曜、火曜は休館) 

入場料 150バーツ(=約529円。外国人)、30バーツ(=約106円。タイ人) ※ポーシーナイ寺院境内にある発掘跡と共通。

ホームページ(ユネスコのサイト)https://whc.unesco.org/en/list/575/


●バーンチエン国立博物館前にあるお土産屋

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バーンチエン国立博物館前にはお土産屋さんがあります。複数店舗並んでおり、貯金箱として使えるレプリカの土器、レプリカの土器付のキーホルダー、北部の伝統的な布や衣装等が売られています。キーホルダーは10バーツ~(約35円~)あり、ばらまき用のお土産にも良いかもしれませんね(^^)。自転車や机の引き出しの鍵等につけるのに便利そうなキーホルダーがあったので、旅の記念も兼ねて購入しました。

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古代人が残した先史時代の遺跡を垣間見ることのできる、タイ王国イサーン地方にあるウドンターニー県への観光旅行。今回は、時間の関係上、行くことができませんでしたが、ウドンタニ―県には、他にも、「プー・プラバート史跡公園(Phu Phra Baat Historical Park)」やラオスとの国境にある「タイ・ラオス友情橋(Thai-Laos Friendship Bridge)」等、大変興味深い観光地があります。興味のある方は、是非、訪問してみてはいかがでしょうか。


※文中の日本円表記は、1バーツ3.530691円で計算、小数点以下四捨五入(2019年2月18日時点)


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タイタイ/バンコク3特派員
名前:Taeko

Taeko

大阪府出身。大学で国際開発・環境問題について学び、大学院で自然環境の再生・創造、環境学習について研究。その後、環境保護団体で勤務(総務・編集業務を担当)を経て、2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。来タイ後、お菓子・パン作り、写真撮影等の勉強を始める。現在は、タイ語習得及びタイ社会の理解に向けて邁進中。空いた時間に、風景や手作りの食べものを中心に、写真撮影を行っている。
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