超絶品!ナコムパトムの「火山エビレストラン」|行き方・値段・感想など

公開日 : 2022年01月19日
最終更新 :
筆者 : 日向みく
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サワディーカー。バンコク2特派員のぴっぴです。みなさん、エビは好きですか? 今回紹介するのは、バンコクの西隣ナコムパトム県にある 「火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)」。

名物の「エビの火山蒸し焼き」が絶品だと大評判で、タイ人に聞くとみな「知ってる!」というほどの有名店です。この店を訪れた日本人の多くが口にする感想が「人生で食べたエビのなかで一番おいしい」。

ずーっと気になっていた筆者も先日ついに、噂の火山エビを夫婦で堪能してきました。ユニークなエンタメ感満載のパフォーマンスもあり、香ばしいブリンブリンのエビはもう、悶えるうまさ。日本ではなかなか味わえない絶品エビを、ぜひみなさんにも一度食べてもらいたい...!  

本記事では店までのアクセスやメニュー料金、火山エビの感想などを詳しくお伝えします。

火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)とは?

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「エビ蒸し焼き(クンオップ)が絶品」と噂の名物レストランが、バンコクの西隣ナコンパトム県にある「火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)」。タイ語では「クンオップ・プーカオファイ」、直訳すると「エビの火山蒸し焼き」です。

1987年創業で、もともとエビの養殖業を営んでいたオーナーがオープンした店。隣県から購入した稚エビを、店内のいけすで食用サイズになるまで育てているそうです。ネットのクチコミを見ると、「人生で食べたなかで、ぶっちぎりにおいしいエビだった!」など高評価の嵐。これは気になる...!

(※店に直接電話して予約の可否をたずねたところ、不可とのことでした)

火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)の行き方

「火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)」があるナコムパトム県までは、バンコク中心部からだと、渋滞がなければ車でおよそ1時間~1時間30分ほどの距離です。

レストラン周辺に駅はないので、配車アプリ「Grab」やレンタカーの利用がおすすめ。もしくは電車でナコンパトム駅まで行き、そこからタクシーやトゥクトゥクで向かうこともできます。

筆者が夫婦で訪れたのは、2022年の元旦。10:30に自宅を出発し、車で向かいました。年始早々ということもあって、道はやや渋滞しており、ちょうど昼時に差しかかった12:00過ぎに現地到着。国道沿いに出現する「火山エビ」の大きな看板が目印です。

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ランチタイムのピークを直撃してしまい、広々とした駐車場は満車でした。

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店内の雰囲気

店の入り口には、入店待ちの人たちでいっぱい。大盛況です。

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男性店員に「大人2名です」と伝えると、「1時間待ちです」とのこと。順番待ちのイスもいっぱいで、座る場所がありません。これは困ったな...

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▲順番待ちのイスも満席

「1時間もどうやって時間をつぶそうか」と頭を悩ませていたところ、5分後ほどしたら店員が「席が空きました!」とテーブルに案内してくれました。かなり待たされることを覚悟していたので、「えっ、早くない!?」と拍子抜け (笑)。

おそらくですが、大人数のグループ客が多いなかで、運よく2名テーブルが空いていたんだと思います。いやはや、助かりました。

広々とした開放的な店内には、エアコンの効いた「屋内席」と、屋根ありの「半屋外席」があります。ベビーチェアの用意もあるようなので、子連れでも安心。

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▲屋根ありの「屋外席」

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▲屋根ありの「屋外席」

敷地の奥に進むと、池の上に浮かぶ屋外席や、子どもが遊べるブランコもありました。暑すぎなければ、とても気持ちよさそう。

テーブル席の指定ができるかは不明なので、希望があればお店の人に聞いてみてくださいね。

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▲池の上に設置された「屋外席」

我々は「室内席」に案内してもらいました。中華料理店にある回転テーブルがいくつが設置され、大人数のファミリーが和やかに、食事と歓談を楽しんでいます。

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▲エアコン付きの「室内席」

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▲エアコン付きの「室内席」

メニュー・値段

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メニュー表にはタイ語だけでなく、英語表記や写真もあって見やすいです。1ページ目を開くと、お目当て「火山エビ」の写真が出現。 

「火山エビ」には大・小の2種類があり、キロ単位でオーダーできます。大は800~900バーツ(1キロ)、小さいは550バーツ(1キロ)。

大サイズはほぼオスで、見ごたえや食べごたえを重視する人、エビミソが好きな人におすすめ。小サイズはほぼメスで、エビの卵が好きな人はこちらを選びましょう。

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「火山エビ」のほかに、魚介料理やトムヤムクン、ドリンク、デザートなども充実していて、なかなかメニュー豊富です。

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さっそく「火山エビ」と、そのほかサイドメニューをいくつか注文。担当してくれた店員は英語がほとんど話せない方でしたが、メニューを指差せば伝えられるので、タイ語が話せなくてもなんとかなると思います。

いざ、実食!

しばらくして最初に登場したのが「エビのチリとガーリック炒め」。黄金色にパリパリと揚がったエビにガブっとかぶりつくと、ガーリックの香ばしい風味がよく効いていて、甘辛い味付けもおいしい! 2人でちょうどいいくらいの量でした。

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続いて、ナムプラーやオイスターソースで味付けされた「空心菜炒め」。シンプルな料理ですが、日本人好みの味付けで、シャキシャキ食感がたまらない。箸休めにもぴったりです。

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続いて「カニチャーハン」が到着。カニの旨味たっぷり、優しい味つけでおいしい。全体的にかなり料理のレベルが高いと思います。

ちなみに一品のボリュームがかなり多めなので、注文の際はお気を付けくださいね。

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カニチャーハンがきてから、さらに20分ほど待ちました。この待ち時間はけっこう長いけど、混雑しているから仕方ないのかな?

「まだかなまだかな」とずっとソワソワしていると、ついに...ドォーン! 主役の登場です。「火山エビ」の名のとおり、火山を模した「蒸し焼き器」の底には、エビがぎっしりと並べられています。

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ここからパフォーマンスを見せてくれるので、みなさんカメラのご準備を。

店員が蒸し焼き器の噴火口に、なにやら液体を注ぎ入れます。着火すると、「ボッ」と炎が燃え上がり...

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ファイヤー!! 火山のてっぺんから「ブオォー!」と噴火しております!笑 このファイヤーショーに、まわりの客も大注目。これはエンタメ感満載だわ...!

ファイヤーショーは5秒ほどで鎮火して「一瞬の出来事」なので、お見逃しなく。

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ただし、これはあくまでパフォーマンス。エビはすでに厨房で火が通してあります。

店員さんが火山のフタをとり、まだオレンジの炎がほのかにゆらめく巨大エビと、いよいよご対面! う~ん、香ばしい匂いがたまらない...!

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この大きさ、伝わるでしょうか...エビの表面は、香味油でぬらぬらと輝いています。

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熱々の殻を剥くと、ブリンブリンの海老の身が出現。プリプリというより、もうブリンブリンなんです。ガブっとかぶりつくと、口いっぱいに広がるエビの旨み。

さらに、エビにからまった「秘伝のタレ(香味油)」が絶品。醤油ベースのような甘辛い濃い味で、エビによく染みています。指を油でベットベトにしながら、無心で貪るように食べました。これはうまい...うますぎる!(語彙力を失う)

大サイズのエビの醍醐味であるエビ味噌は、濃厚でクリーミー。カニチャーハンに香ばしいタレをからめて食べると、これがまた相性抜群で悶えるうまさなので、ぜひ試していただきたい。大人2人で、全部ペロリとたいらげてしまいました。

「殻をむくのが面倒」という方は、店員さんに頼めば丁寧にむいてくれるので、ご安心を。ただ個人的には、自分たちで「熱い、熱い!」と殻をむいてエビにむしゃぶりついた方が「うまさ倍増」な気がしておすすめです (笑)。

ちなみにお会計は、2人合わせてトータルで1,340バーツ(約4,700円)でした。エビはちょっとお高めですが、食べごたえ抜群で、値段以上の最高の体験ができました。あ~幸せ!

■火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)

住所: 885, Petchkasem Road, Tambon Sanam Chan, Amphoe Mueang Nakhon Pathom, Nakhon Pathom, 73000

営業時間: 10:00~21:00 (年中無休)

電話: 03-424-1109

駐車場: あり

Web: Facebook

まとめ

一度食べたら病みつきになってしまうエビ料理の名店「火山エビレストラン(Volcano Prawn Restaurant)」。バンコクからは少し距離がありますが、このエビのためだけに足を運ぶ価値は、大いにあります。

ナコムパトム県はガイドブックにはあまり登場しませんが、実は見所が多い場所。「蓮の花の水上マーケット」や巨大な龍が巻きつく「ワット・サームプラーン」という有名寺院など、周辺の人気観光地と合わせて、バンコクから日帰り旅行をするのにもおすすめですよ♪

タイでも新型オミクロン株が蔓延しており、自由にタイ旅行をするにはまだハードルが高い状況ではありますが... 今後のタイ旅行のプラン作りになにか参考になれば幸いです。それでは皆さま、また次回の記事でお会いしましょう!

筆者

タイ特派員

日向みく

バンコク在住ライター。中南米やアフリカ、中東を含む世界43ヵ国を訪れた旅好きです。

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