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【アメリカの日常生活】強風で大木が倒れたときは

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2021年11月22日

ボルチモアの郊外をはじめ、東海岸の町や住宅地には、樹高20mはある立派な街路樹や庭木が多いです。豊かな自然を身近に楽しめる一方、強風やハリケーンが到来すれば倒木のリスクもあります。
今回は「自分の家の木が倒れたらどうなる」の体験レポートです。
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アメリカに来て、初めて倒木の影響を体験したのは、2003年9月のハリケーン・イザベルの接近のときでした。首都ワシントンD.C.に住み始めて間もない頃で、住宅地の街路樹が強風で倒れた影響で一帯が停電し、復旧まで1週間を要しました。また、ある年にはオフィス街の街路樹が停車中の車の屋根を直撃している様子も目撃したこともあります。
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▲ワシントンD.C.のオフィス街で目撃した街路樹の倒木。


現在住んでいるメリーランド州ハーフォード郡の一軒家は、敷地内に小さな小川が流れており、周りには20mくらいの高さに育った松の木やカエデの木などが生えています。しかし、大雨で小川が増水するたびに土壌が少しずつ削られた影響で、強風時に木が倒れやすくなっていました。
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▲庭の一部を流れる小川。


そんななか、先日松の大木が強風の影響で倒れてしまいました。どちらも幸い、家の屋根など建物への影響はありませんでしたが、できるだけ早く除去しなくてはなりません。
公共の道路の倒木であれば、地元の自治体が対処するのですが、個人宅の敷地内であれば、自分で業者を呼ぶ必要が出てきます。また、こういった倒木除去だけでなく、庭の芝刈り、手入れなどの委託業者の数も規模もさまざまであるため、慎重に業者選びをする必要があります。
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▲強風の影響で根元から折れてしまった松の木。


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▲倒木は母屋への影響はなかったが、家庭菜園を覆ってしまった


まずは、数社の業者に連絡を取って現場を見てもらい、見積もりを取ります。
作業方法もさまざま、料金も1本の処理に十数万円から百万円まで大きな差があります。
また、電話をしてすぐに下見への対応に応じる業者もあれば、何度連絡を取ってもなかなか現場に現れない業者もあります。


今回の倒木除去プロセスには、7~8社に連絡、返答のあった4~5社の担当者に現場を視察してもらい、作業方法と見積もりをもらいました。大きなクレーンを川向うに入れて作業するから100万円はかかるという業者もあれば、道路側から最短距離で重機を入れれば10数万円でできるという業者もあり、その見積もりの幅の大きさに驚きました。また、業者を決めて契約を交わしても、何か月も作業を待たされる、作業がゆっくりで遅々と進まない、などということも珍しくないため、本当に依頼した業者で大丈夫かどうかは、作業が完了するまで気が抜けません。


さまざまな見積もり内容を検討して、依頼を決めた業者は少し遠方に事務所がある会社だったのですが、作業日当日3人の作業員と重機、トラックも用意し、朝8時から作業を開始、てきぱきと手際よく枝の切り落とし、幹の運び出しをして、半日ほどで作業がすべて完了しました。
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▲手際よく枝をそぎ落とし、幹の部分が現れる


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▲幹をトラックに運べる長さに分割する


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▲枝部分は現場に持ち込んだ機械でそのまま粉砕しウッドチップにしてトラックに収納


これ以上の倒木を防ぐためにも、小川の護岸工事も考えないといけないのですが、私有地内であるのに地元の自治体による河川の自然保護条例がネックとなって、まだ頼める業者が見つかっていません。アメリカの一軒家のメンテナンスはなかなか一筋縄ではいかないようです。
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▲強風で倒れる以前の松の木(右側)


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▲倒れた松の木の根元部分

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ベスト加島 聡子 さん

アメリカ・ボルチモア特派員のベスト加島 聡子 さんが現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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ベスト加島 聡子 さん

神奈川県出身。在米歴約20年。高校時代の初渡米以来、ホームステイ、出張、海外キャンプ、インターンシップ、語学学校、大学院留学、そしてアメリカ移住とあらゆるスタイルでの滞米経験を積む。ペンシルバニア州、バージニア州在住を経て、現在メリーランド州で菜園と家の修繕をしながらクラフトアートにいそしむ、晴耕雨読の日々。 DISQUS ID @disqus_x7WrP8x3oO

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